2019年5月22日のロイターによると、FRBニューヨーク連銀総裁のジョン・ウィリアムズが報道陣へのインタビューに応じ、現在の米国経済は堅調かつ政策金利は適正水準であるとの見解を示したとの事です。
またウィリアムズ総裁は、世界経済に対するいくつかのリスクは減退し、米国の経済成長は今年2%を上回る見込みであるともコメントしました。
同じニュースをブルームバーグは以下のように報じています。
- FRBは現在の金利について、利下げも利上げも必要ない適正水準であると考えている
- FRBは今後数カ月に渡り米国の経済動向、リスク、そして最も重要なインフレ率の動きを注意深く観察していく
- ウィリアムズ総裁の発言の骨子は、パウエルFRB議長の発言と同様、FRBは現時点で利下げは視野に入れていないとの考えである(トランプ大統領や市井の投資家らによる利下げプレッシャーがあるにも関わらず)
- ウィリアムズ総裁「インフレ率が上昇し過ぎているとは考えていないが、長期にわたって目標であるインフレ率2%を維持していきたいと考えている」
米国経済とインフレと金利は適正であり、米中貿易問題以外はいろいろと順調であるように見えます。