米経済は2020年に成長するのかどうか・・・

  

株式相場が下落しても、米経済が成長している限り株を売る必要はないとジム・クレイマーは言っているというブログ記事を前回書きました。

では2020年の経済成長見通しはどれ位になりそうでしょうか。以下の記事が参考になると思います。

「ラリー・クドロウは2020年の米経済成長率が3%を超えるとみている(CNBC 2020.1.21)」

  

2020年の経済成長率は3%を超える見込みであるとの事です。もし実現すれば経済は非常に堅調であるといえます。

と言うのも2019年は3%を下回りそうだからです。2019結果はまだリリースされていませんが、四半期ごとに見ると2019Q1は+3%、 Q2が2.1%、Q3が2.0%でしたので2019年通年では3%を下回る可能性が高そうです(それにも関わらずS&P500のリターンは驚異の+26%でした)。

  

発言しているのがラリー・クドロウ米経済会議委員長であり米政府の大本営発表であるという性質上、多少割り引いて考えた方が良いでしょうけれど、3%まで行かなくとも2%台を維持してくれれば概ね順調であると言えそうです。楽観的すぎますかね?

  

クドロウ委員長によると
 ・FRBの金融政策が「利下げ」に転じた
 ・米中貿易協議がフェーズ1で合意

この2点が+3%の根拠として非常に重要だったと言います。

  

クドロウ委員長が言うには、FRBが変なタイミングで利上げをする前は、米政府は経済成長率目標を+4%と定めていたそうです。
ところがご存知の様に2018年FRBは景気過熱を懸念し変なタイミングで利上げを行ってしまったため、結局2019年の経済成長率は3%を下回る事に・・・という事をダボスでのインタビューで述べています。

ゆえにFRBが2019年から利下げに転じた意味は大きく、その勢いを維持した2020年は3%を見込む事ができるという事でしょう

また米中問題がフェーズ1合意で一旦収束したことにより、2国が世界経済に与える悪影響を回避出来たことも大きいと言います

   

このように、米政府から今年は昨年以上に経済成長の加速が予想されるという公式見解を出ていますので、全力米国株はとりあえずその口車にまんまと乗り、今年も強気にリスクオン!で攻めたいと思います。

   

ところで先日職場の同僚と2020年米経済の見通し(株価ではない)の話になり、意見が割れました。

同僚は「2020年の米経済は張り詰めた緊張の糸が切れるように成長率が悪化する」と言います。弱気です。多分日本メディアにそういう論調が多いからだと思います。

全力米国株は「トランプを大統領選に勝たせるため米政府がそれをさせない。景気後退などありえない。」と大見得を切ってしまいました。

「まじっすか」と言われたので、「マジだ」と返しておきました。

これで暴落来たら格好悪いなあ😄

   

  

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