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また今日も一つ勝利を重ねてしまった。
S&P500は最高値を更新しました。
NASDAQは相変わらず14,000から下にはもう落ちてこなさそう。
2月に入って完全に勝ちグセがついてしまったようです。
退屈な勝利・・・
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バフェット指数という株価のバリュエーションを測る指数があります。
「バフェット指数 = 米国株式市場の時価総額 / 米GDP」 という式で求めます。
高ければ高いほど株価が割高であることを示します。
現在(2021.2.4時点)のバフェット指数は
48.7兆㌦/21.7兆㌦=224パーセント
です。
これは米国株が過去最高に割高であるということです。
指数自体はITバブル時よりも高いです。
出展: CurrentMarketValuation.com
世の中は「バブルだバブルだ」とうるさいです(一部)。
確かにFRBが株高を後押しし、個人投資家がゲームストップ株などの株高に熱狂し、PERやバフェット指数がITバブル時に近いかそれ以上の水準まで急騰しており、EVやクリーンエネルギー関連銘柄は特に理由もなく買われている状況を見ると、バブルだと言いたくなる気持ちも分かります。
ですが大丈夫です。
バフェット指数は「過去最高に割高である」と警告を発していますが完全に無視していいでしょう。
なぜなら金利を考慮に入れていないからです。
今は超低金利政策の時代です。
米10年債利回りは僅か1.2%です。ITバブル時は6%以上もありました。
ざっくり言うと、低金利だと企業が銀行からお金を低コストで借りられるようになり、企業の利益が増えます。企業利益が向上すると投資家が株式を買うので株価は上がります。高金利だと逆です。
ですから、現在のような低金利時に株価が上がることと、ITバブル時に高金利下で株価が上がっていた事は、分けて考えなければなりません。
それでは先ほどのバフェット指数グラフに米10年債利回りグラフを重ねたものを見てみましょう。
出展: CurrentMarketValuation.com
現在はITバブル時と比べて金利がべらぼうに低いことが分かります。
これは安心。
現在の株高は正当化されました。
今回は違う、と皆が言い始めたら株価は暴落すると言われています。
だから今回は違う、とは滅多な事で口にしてはいけません。
しかし、現在は歴史的低金利なのでバブルではないです。
今回は違うのです。
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ARKの社長がGDPの算出方法に関して、産業全盛期に考案された物であり現在のデジタル化された世の中に置いては過少に評価されているかも。みたいな事を言っていました。
つまりバフェット指数の乖離はもっと少ないはずなのでやはり今回はバブルでは無い様です。良かった。