アラン・グリーンスパン元FRB議長、最新インタビューにて強気相場の終わりを告げる(2018年12月18日)

“グリーンスパン元FRB議長:「投資家は今後最悪のケースに備えよ」(CNN 2018.12.18)”

1987年から2006年まで約19年間FRB議長を務め、金融政策の「マエストロ(巨匠)」と呼ばれたアラン・グリーンスパン氏が、2018年12月18日にCNNに出演しインタビューに応えています。

このインタビューの中でグリーンスパン氏は、ここ最近の株価低迷を指摘し、「もう強気相場ではない」と発言しました。

******

インタビュアーの「今現在の株式市場はまだ強気相場ですか?」という質問に対し、

ノー。強気相場ではない。それにも関わらず株価が上昇したり、、安定感を見せたりしているのはもはや驚きだ。だが最後の最後にマーケットの頂上に差し掛かったときには、、、逃げてください。」

と回答しています。また、

「米国経済はこのままインフレ率と失業率が高まると、1970年代のようなスタグフレーションに突入する可能性がある。」

と警鐘を鳴らします。

またFRBが利上げを行うことに対してトランプ大統領がパウエル現FRB議長をTwitter等で繰り返し批判していますが、それについては

「自身がFRB議長の時も外部から利上げをさせないようなプレッシャーがあったが、いつも耳栓をしていた。」

「FRBは時に敬意を払い、時に敬意を払わず市場の声を聞く。しかしそれによって金融政策を変えることは無い。」

と述べ、間も無くFRBから発表されるであろう2018年4度目の利上げに対し、肯定的な立場を示唆しました。

(参考)グリーンスパン元議長の2ヶ月前のインタビューはこちら。

クリック頂けると大変励みになります。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。