読者の方から質問を頂きましたのでお答えしたいと思います。
はじめまして。
突然申し訳ありませんがよろしければ下記2点を教えていただけないでしょうか?
1. 全力米国株さんのポートフォリオを下記構成にしている理由や根拠はあるのでしょうか?
3倍ETF:1倍ETF:個別=50:15:35
→自分が株を始めたばかりでどういう構成にしようか困りました。途中の経過がどうであろうと、米国株が最終的に上向くなら100%3倍ETFにしようかなとビギナーながら思いました。
2. 3倍ETFの早期償還は怖くはありませんか??
→3倍ETFは少額で多めにリスクが取れて便利だなとは思っておりますが早期償還だけが本当に怖いです。
レバレッジ1.5倍ETFだったらまだ安心だったのに(しかし仮に早期償還された場合、株価は大暴落中のはずなのだから、そのあと設定された3倍ETF(SPXL2)を買えば最強なのでは??という無限ループ)
1.ポートフォリオの構成割合の理由について
全力米国株はレバレッジ3倍ETFをポートフォリオのメインに据えていますが、レバレッジの割合は50%を目安にしております。理由は、ポートフォリオ全体でレバレッジをおよそ2倍に調整するためです(ポートフォリオ全体を100とすると50+50*3=200)。
レバレッジ3倍ETFにフルインベストメントすると、何かあった時に(例えば市場が一日で-33%下落したりとか・・・)ポートフォリオが一撃で100分の1に減価してしまいます。しかしレバレッジ3倍ETFとそれ以外を50:50に保っておけば、レバレッジ3倍ETFがほぼゼロになってもそれ以外が多少持ちこたえるので、ポートフォリオ全体が突然ゼロになることは(おそらく)無く、市場から退場はせずに済みそうです。机上の理論ですが。
そういう理由により 、ポートフォリオ全体でレバレッジをおよそ2倍に調整 しています。
また全体ではレバ3倍:個別株:1倍ETF=50:30:20という目安にしており、個別と1倍ETFが30:20ですが、これはあまり厳密な理由はありません。レバレッジ3倍以外が50あればいいので、個別10で1倍ETFが40でも、その逆でも可です。
ただ、1倍ETFを50にしてしまうとレバレッジ3倍ETFを含めてポートフォリオがすべてインデックスになってしまい、退屈なので敢えて個別株を入れています。レバ3倍も含めるとインデックス多めのポートフォリオであるため、多少個別株の割合が増えてもいいだろうと思い個別株:1倍ETFを30:20としています。
2. レバレッジ3倍ETFの早期償還リスクが怖くないかということについて
レバレッジ3倍ETFの早期償還は普通に怖いです。そうでなくとも100分の1ぐらいに減価する可能性がありますし、そのような「ポートフォリオの突然死」は常に覚悟してのレバ3倍ETF投資です。
そのため1.の通り、ポートフォリオの全額をレバレッジ3倍ETFに振ることはせず、有事の際もまずは市場から退場しないで済むように分散しています。
あと、レバレッジ3倍ETFの中でも更に株式レバ3倍ETFと債券レバ3倍ETFに振り分けています。株が下がれば債券が上がるというようなつるべの動きを期待できるので、厳密にいうと株式レバレッジ3倍ETFが突然死しても債券3倍は生き残るといいなあという感覚でいます。
3倍ETFと1倍ETF、セクター別ETF、個別株を使い、アセットアロケーションを自分の好みに応じて自由に調整するのも株式投資の楽しみの一つだと思います。
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いつも楽しく拝見させていただいております。
突然すみません。
レバレッジETF、例えばTQQQですが、買い増すタイミングなどルールは決めてますでしょうか?
よろしくお願いします。
こちらの記事に書かせて頂きました!
ご回答ありがとうございます!
いつもながら参考になります。
特にTMFで償還に備えている点が知れてよかったです。
たしかに1/2ではTMFが下落してましたが、1/3では大幅上昇でした。
(いつもチャートを見て思いますがなぜこんなに市場は過敏なんですかね。。。)
ご返答を参考に私もポートフォリオを組んでみます。
インデックス大好きマンでしたが、楽しみのために個別も検討しようと思いました。
ありがとうございました。