現在の米国株がバブルである2つの理由

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Barron’sが2020年2月21日にこんな記事を出しました。

「今こそ株価の調整に備える時。株価は一時的に下落したが依然としてバブルのように見える(Barron’s 2020.2.21)」

 

米国株がバブルの様相を呈しているので、投資家は調整(下落)に備えよという記事です。2月21日(金)の取引で一時的に株価は下落したのですが、ダウはせいぜい-1%程度の小幅な下落でした。S&P500は現在3,337です。

 

根拠を2点挙げています。

1. 高PERは割高感(バブル)を示す

根拠の1つ目はPERです。  Facebook (FB), Apple (AAPL), Amazon.com (AMZN), Netflix (NFLX), and Google parent Alphabet (GOOGL) というFAANGのPERは1年前の21倍から35倍に跳ね上がった事を指摘しています。

Microsoftにいたっては過去一年間のリターンが+60%と猛烈に上昇し、PERは31倍になりました。これは米ドットコムバブル後の2002年と同じ水準であり実に18年来の高値圏にあるといいます。

    

2. バブルの時、市場は悪いニュースを無視する

悪材料が出ても市場がそれを無視して株を買い進めたりするとバブルの根拠となる事が指摘されています。

具体的には先週決算を発表した建機大手Deereの例が挙げられています。

Deereは好決算でした。しかし建機需要の減速が確認された事を株主向けカンファレンスコールで報告し、それが今後の世界経済成長のブレーキになりうるという情報を発信しました。建機需要減⇒建設工事減⇒世界経済停滞の予兆という図式。

しかし市場はそれを無視し、Deereの株は買われました。一日で+6%近く同社株価は上昇しました。市場全体も上昇しました。

悪いニュースにも拘らず市場が反応しないのは、バブルの特徴の一つだとバロンズはいいます。 

 

  

Barron’sとしては米国株式市場の強気相場が終わるとは考えていない、と述べています。しかし、マーケットは買われ過ぎている、と注意喚起しています。

具体的には、S&P500(現在3,337)が3,000まで約10%下落する調整が発生したとしても何ら驚きではない、といいます。

目安となるのは200日移動平均線の数値であり、このラインまでの調整に備えよということです。

 

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3件のコメント

  1. やはり気をつけた方がいいんでしょうか?
    ETF(VTIとVYM)50%
    個別株(MCD・MA・KO・V・JNJ・PG)30%
    3倍ETF(SPXL)20%
    で毎月10万ほど買い付け(最近はSPXLばかり)ながら、合計900万円ほど運用していますが、最近になって早期償還を知ってビビっています。
    アホなので「どんなにSPXLが暴落しても持っておけばそのうち上がるしいいじゃん!最近アゲアゲだし!!」なんて思っていました(笑)
    今一番含み益が出ているのもSPXLなので、S&P500が10%も下落したら…いや、10%で済まなかったら…などと考えてしまっています。
    それでも私が一番買いたいのがSPXLなんですよね。
    やっぱり債権ETFを買うべきかしら(笑)

    1. 言ってるそばからSPXLが10%下落していますね・・・
      900万円×20%=180万円(SPXL)、毎月10万円入金という事なので、SPXLは毎月入金力の18か月分ですか。過剰ではないと思います。初めのうちは、早期償還しても立ち直れるようにレバ3倍は毎月入金力の12か月~24か月の範囲内を目安にする事をお勧めします!

  2. アドバイスありがとうございます、安心しました!
    24か月分を目指します!!

    今回の下落で含み益が60万ぶっ飛びました(泣)
    相談したとたんドカンと下がるとか何なんでしょうかね。
    今こそSPXLを買えという神の声が聞こえます(幻聴)

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