S&P500が早くも未踏の3,700を超えたがここで利確してしまう投資家としない投資家は何が違うのかを考えてみた

   

2020年12月8日の米国株市場は最高値を更新しました。

ダウ、3万を超えてなおも新高値更新。S&P500、史上初めて3,700を超え年初来+14.6%。NASDAQ、主要銘柄が相変わらず市場を牽引しNASDAQ自体も新高値更新。

 

米政権のファウチ医師がワクチンに関してポジティブな見解を示しました(CNBC2020-12-8)。

ファウチ医師によると、ワクチンの配分が適切に行われれば、2021年後半までにはコロナウイルスはコントロール下に置かれるであろうという事です。つまりその頃までにはレストランや映画館等の業種も完全に屋内営業を再開し、安全に営業できるという意味合いです。

 

また昨日月曜日に行われたアナリストアンケートでは、20人中12人のアナリストが2021年のS&P500の目標株価を「4,000〜4,500」とした事が分かりました。これは現在地から「8%〜22%」上昇する事になりますので大変強気な予想であるといえます。

CNBC2020-12-7

 

2021年相場見通しは20名のうち3名が「楽観」、14名「慎重な楽観」、3名が「警戒」との事でした。

 

昨日のマーケットでは過熱感が指摘されたにも関わらず1日後にはこのような強気予想が出てきてしまうのは米国株市場ではよくある事です

ウォール街も雰囲気で仕事をしていますので仕方ありません。

 

すでに本日時点でS&P500の年初来リターンが+14.6%に達しました。コロナショックを挟んでいるにも関わらず例年通りかそれをやや上回る上昇率は大変素晴らしいです。

ですが投資家はこの結果に満足する事なく株価のさらなる上昇を願うべきでしょう。

そうしないとすぐ利確したくなってしまうから。

「株価もだいぶ上がったしそろそろ強気相場も終わり米国株は低迷するのでこれまでのリターンは望めない可能性があります」とか言いたくなってしまう人は目標株価が低いからです。S&P500の目標株価が3,800とか3,900、もしくは現在地を下回る数値だからすぐ利確したくなってしまいます。金に対する執着心が足りません。金持ちの発想です。

 

一方S&P500の目標株価が1万以上の投資家はこの程度の上昇で満足する事はなく、バイ&ホールドの投資判断にもブレが出ません。カネを欲する浅ましい心が研ぎ澄まされ一層輝き始めます。

このブログは目標は高く、欲望は大きく、面の皮は厚くでやっていきたいと思います。

 

  

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