米中貿易交渉再開で市場に安堵感が広がったのも束の間、次にウォール街が注目しているのは2019年第2四半期決算です。
いくら米中貿易問題が一段落したと言っても、肝心の企業決算が悪ければ株式市場にはマイナスの影響しかありません。
これから発表シーズンに入る2019Q2企業決算ですが、内容はあまり良く無さそうです。
“2019第2四半期決算内容は厳しいものになると注意を発する企業が多数(CNBC 2019.7.1)”
FactSetの調べによると、7月15日から本格化する決算発表期に先駆けてEPSガイダンスをリリースした113社のうち、77%の企業が「決算はアナリスト予想を下回るだろう」と注意喚起した。
マーケットは最高値を更新したが、経済は減速していると見られる。この影響を無視することはできない。
2019年第1四半期に引き上げられた対中関税の影響により、業界別に見ると半導体業界と医療機器業界の企業が最も多く「ネガティブな決算見込」であると発表した。なおセクター別に見ると、情報技術セクターとヘルスケアセクターが最も懸念されるセクターに該当する。
2019年前半でマーケットは十分上昇した。これから下落が始まっても何ら驚きではない。もしあなたが企業決算を懸念しているのであれば、市場から資金を引き上げるべきだろう。
米中の懸念が消えても新たな悪材料が次から次へと出てくるのが米国株式市場です!
少年マンガの敵キャラか!
でも結局は強い主人公(S&P500)が全員倒す事は分かっているので、特段心配していません。
しかし中には物語終盤に主人公が網膜剥離になってしまい「エッ そんなのあり?」という超展開に突入する大長編ボクシング漫画もあってですね、そういうスカッとしないシナリオは今後の米国株式市場には結構ですのでもう本当に色々とご勘弁頂きたいと思っています。
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