2019年4月17日(水)にブルームバーグが報じたところによると、アメリカ人投資家の間で、「世界株派」よりも「米国株派」の方に流行が傾いてきているようですね。
米国株のみで構成されたETFに資金が流入している一方で、世界株ファンドからはほぼ同量の資金が流出していると、データトラック社の共同経営社、ニコラス・コーラスは述べた。
2ヶ月連続で米国以外の世界株で構成されたファンドがこのような資金流出を被るのは2018年中頃、米中貿易紛争がヒートアップして以来だ。
2017年以来の「割高な米国株よりも世界株へシフトせよ」というトレンドとは真逆の動きだ。これは10年続く米国の強気市場には、非米国マーケットが到底追いつけなくなっているという事を表している。
世界株への投資はもはやセオリーでは無い。バンク・オブ・アメリカが行ったファンドマネージャーへのアンケートによると、3分の2の回答者が世界株の見通しに悲観的であった。
米国株式への回帰は、米国株のパフォーマンスが世界株を凌駕し続けているという単純な事実に基づいている、と前出のコーラス氏は指摘する。さらに言うと、それは逆グローバリゼーション、すなわちヨーロッパや日本の株式市場や景気刺激策への不信感によって助長されてきたという。
「朝っぱらから何を今さら」という声が聞こえてきそうです。
その通りです。今も昔も米国株が世界最強に決まっていますね。
あまりにも当たり前過ぎてオチになりませんでした。苦笑。