CNBCは2019年4月23日(火)の記事で、投資家が株式市場を楽観視できない理由を述べています。
1. ごく少数の企業のみに頼るS&P500
S&P500は過去最高値を更新したが、個別銘柄ごとに見ていけば、過去最高を更新した企業は500社のうちわずか13社に過ぎない。突出して好調な少数の企業のみでS&P500の指数全体を引っ張っているという構造である。本当のラリー(株価上昇)を実現するには、もっと多くの個別銘柄が高値を更新する必要がある。
2. 出来高の減少
株価が史上最高値を更新しているというのに、2019年3月末から、株式市場の出来高が減少している。投資家が我先にと争って株式を買い付けている状態とは全然違う。
3. VIX(恐怖指数)の低下、投資家の慢心
VIX指数は低下し、現在は年間で最も低い水準まで下がっている。つまり相場急落を心配する投資家がほぼ誰もいないということだ。
原文 ”株式市場は過去最高値を更新するも、投資家にユーフォリアは見られない(CNBC2019.4.23)”
ここに一人ユーフォリアに包まれたレバレッジ投資家がいるのですがそれは・・・
ユーフォリア:Euphoria. 根拠のない過度の陶酔感. 多幸症.
リーダーズ英和辞典 第3版(研究社)