2019年5月が終わりました。
去る2月にJPモルガンのデリバティブ戦略室グローバルヘッドとかいう、ちょっと良くわからないぐらい地位の高そうな人が、バロンズ読者に向けて次のような事を言っていました。
「5月末ぐらいまでは、現在の上昇相場が続きそうだ。」
ほう、5月末まで上昇ですか。それで6月以降はどうなるんですか?
気になるのですが、その部分には触れられていません。
下落相場の始まりでしょうか?
今晩から6月の相場がスタートします。
不安を煽るわけでは無いですが、投資家はそれなりの覚悟をキメて6月に臨みましょう。
以上!解散!
以下、蛇足です。
2月に書いたブログ記事↓
ブログ記事からの引用。
米中貿易協議が順調に進んでいるとの楽観的見通しと、FRBが金融緩和方向に進んでいるとの安心感から、S&P500は年初から10.7%上昇した。このラリー(上昇)が2018年12月に株式を売り払った投資家たちに、ポートフォリオの再構築、再度リスクを取らせており、しかもこの流れはまだ終わらない。
JPモルガンのデリバティブ戦略室のグローバルトップ、マルコ・コラノビッチ氏は言う。
「ヘッジファンドは未だに株式のエクスポージャーをそれほど増やしておらず、個人投資家相手の証券会社もそれほど多くは株式を買い戻していない(にも関わらずこれだけ株価が上昇している。」
もしボラティリティが抑えられた状態を維持できるなら、市場は更にリスクオンに傾き、今後ますます株式へ資金が流入する為、5月までは現在のラリーが続きそうだと言える。」
バロンズ 2019.2.17 原文: Dow Gains 777 Points Because Sellers Have Become Buyers
5月までは現在のラリーが続きそうだ、と当時のマルコ氏は予想しています。
確かに5月中旬ごろまでは調子良かったですね。SP500が史上最高値の2,940を更新し、その後米中で関税の応酬が始まってしまったものの、それでも5月14日までは先行きへの楽観からSP500は2,800を超えていました。
しかしそれから5月末までの2週間は良くなかったですね。現在SP500は2,800を割り、2,752です。
ということで相場はだいたいマルコ氏、というかJPモルガンの読み通りとなったと言えます。
予想をぶち当てて来たJP・モルガン、さすが。
やはり広瀬隆雄氏をして「投資銀行の最高峰」と言わしめるだけはありますね(もっと広範囲で、金融機関の最高峰、だったかな?)。
で、6月が始まったわけですが・・・。
米中で関税発動、メキシコにも関税、ファーウェイ禁輸、中国の報復措置、逆イールド発生など、良いニュースが全く見当たりません。
しかし、まあ、とりあえず頑張って今月も生き残りましょう。
私はTMFのような守護神を持っていないので、赤字転落です。
昨日の中国発表もあって今日も下げそうですね。6月末にはどうなっているかな?
今日も忍耐です。
今月はFOMCとG20が開催されますから、株価にも色々と動きが出そうですね。