いや、言ってなかったですね、すみません。
でも今だったら言うと思います。米国株にしろと。
昭和最終日に1万円を定期預金した男性は、平成30年間の利息で幾ら利益を得たのかという記事を見かけました。
昭和最後の日の昭和64年1月7日に信用金庫へ定期預金した「1万円」。令和元年5月7日の解約時に受け取った額は、利息を含めていくらになったでしょう? このユニークなクイズ、兵庫県丹波市の農業・小西敏晴さん(82)が実際に預金しており、改元後の解約を前に、所属する古文書研究サークルの仲間たちに出題していたもので、このほど答えを発表した。正解は、「1万3537円」。最初3・14%だった年利が直近では0・01%と300分の1以下。仲間内の”遊び”だが、預金金利が下がった平成という時代を浮き彫りにしている。
なんと30年間寝かせておいて僅か1.3倍だったそうです。
ちなみにS&P500はその間に約9.3倍に増えています(ドルベース)。
S&P500 :295→2,752 (9.3倍)
もし昭和最終日に1万円をSP500に投資したと仮定した場合、30年間で為替が大きく円高に触れていますが、その影響を考慮しても円建で約6.98倍に増えています。
円定期預金は1万円が1万3千円にしかなりませんでしたが、米国株投資なら1万円が7万円になったようです。
結果論ですが。
しかしこの男性は一万円を「預金」しただけで、「投資」したなどとは思っていないわけですから、トータルリターンを「米国株投資」と比較するなど野暮というものです。
今回の改元でもこの男性と同じように、平成最終日から令和最終日まで一万円を定期預金してみる、という人は全国にたくさんいるのだろうと予想します。大したリターンは得られないのに。でも未来のことは全然分からない上に、米国株投資という世界を知らないその人達にそんな事を言うのは尚更野暮というものです。
全力米国株は平成の終わりから投資を始めましたが、おそらく令和の終わりまでずっと米国株に投資し続けると思います。
未来永劫米国株が上昇し続ける保証は全くありませんが、それでも投資し続けるはずです。
30年後か40年後か何十年後か分かりませんが、令和最終日の答え合わせを米国株投資家の皆さんと行うのを楽しみにしています。
・・・未来過ぎてイマイチイメージが湧きませんが、令和最終日のトータルリターンがどうであれ、その日も米国株村ではグッドラックとかペコリとかクソがあああの声が聞こえているような気がします。