思い返せば2018年9月以降に始まった米国株式市場の下落はひどいものでした。
米中貿易戦争、FRBの利上げ、世界経済の減速という3つのマイナス要因が重なり、最終的に2018年12月にはS&P500が2,351まで急落しました。
あの頃マーケットに出回るのは悲観的なニュースばかりだったと記憶しています(シーゲル教授とジム・クレイマーは強気でしたが)。
しかしあれからずいぶん状況は変わりました。
2019年7月10日(水)、、、、取引時間中についにS&P500が、史上初めて3,000を超えました。
今日の終値は結局2,993となりましたが、ほんの少しの間だけでしたが確かに人類は前人未踏の三千世界を垣間見たのです。
あの血のクリスマス事件から、まさかこんなに早くS&P500が3,000に到達するなんて!
2018年12月24日の急落から僅か7ヶ月弱です。7ヶ月弱でプラス27.6%とか意味が分からない。米国株の尋常では無い強さを見せつけられました・・・
去る6月末に米中貿易交渉再開と関税戦争激化回避が報じられ、昨晩パウエルFRB議長が議会証言に臨み、利下げを視野に入れたハト派発言をした事が、今回のマイルストーン突破に寄与したものと考えられます。
この記念すべき日に投資家として立ち会えた事に感謝します。
一部の悲観的な投資家からは、やれ米中貿易戦争激化で米国株は暴落するだの、FRBの利上げで米国株は終焉を迎えるだの、世界経済の減速でリセッション入りは近いだの、散々ディスられてきました。
例えるなら米中貿易戦争、FRBの利上げ懸念、世界経済の減速という3人の刺客が、S&P500の息の根を止めようと向かってきたようなものです。
しかしまあそこは流石世界最強の指数であるS&P500、軽く返り討ちにしてやったという訳ですね。
3,000突破を記念して、現在のS&P500の心情を代弁する田村玲子の画像を貼っておきたいと思います(「寄生獣」より)。
米国株投資こそが最強の投資法である事が、また証明されてしまいました。
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昨年のブラッククリスマスは忘れられないですね。半年間のV時回復。感慨深いですが、一寸先は闇、ドキドキしながら相場を眺めています。
この半年で上がり過ぎるぐらい上がってますからね。上昇分を半分吐き出して年内着地してもまだ年初来10%ぐらいになりそうですから、そういう鬱展開も十分あり得ますね!怖い!