株も債券も上昇した年の翌年は株価が14%上昇してきた

  

CNBCはとにかく過去のデータをもとに翌年の予想するのが好きなのです。今回紹介する記事もそういう内容です。

  

  「株価はトランプ再選を見越して2020年に突入(CNBC2019.12.27)」

 

2019年は株式も債券も値上がりした1年でした。過去の事例はどうであったかというと、株と債券が平均以上に上昇すると、翌年のリターンも概ね良好な年が多かったとのこと。

1976年以降の43年間のデータですが、株式の平均リターンは年率12.9%、債券は7.5%だったそうです。2019年の現時点では、株式は+29.6%、債券は+8.5%と双方平均を上回りました。

  

株式と債券が両方過去平均を上回った年の翌年のリターンを見てみると、11回中10回で株式(S&P500)は平均して+14%上昇し、債券は平均8%上昇した

 

過去を振り返ると、平均的に見て株式は+14%の上昇チャンスがあるという事です。S&P500の超長期過去平均は7%かそこらなので、その倍ぐらいのパフォーマンスを得られる可能性があるわけです。

 

しかし、実際にアナリストはどのように予想しているかというと、14%も上昇しないと予想しています。「2020年の上昇率は一桁%」という意見が多いようです。これは数日前にブログにも書きましたが、2020年S&P500終値のアナリスト予想の平均値は3,330、2019年12月27日終値が3,240なので、上昇率は約2.8%という予想に基づいています。

  

なにやら2.8%と聞くと随分低い気がします(それでも十分なリターンですが)が、ウォール街のアナリスト予想に基づくと2020年はそういう年になりそうだという事ですね。

+14%か+2.8%か・・・

まあプラスならどちらでもOK!なのですが。

ちなみに2020年のリスクはというと、1つ目が大統領選挙、2つ目がFRBの再利上げとの事です。

11月の大統領選の候補者のうち、株式市場が歓迎するのは共和党のトランプ現大統領と民主党のブルームバーグ氏の2名しかいない。民主党から最終的にどの候補者が残るか次第で、株価に影響があるかもしれない。民主党バーニー・サンダースとエリザベス・ウォーレンの両氏は投資家にとってあまりにも急進的過ぎる。

(好調な米経済が)インフレ率を押し上げると、FRBが再び利上げの議論を始めるかもしれない。

    

いずれにせよ株式100%投資は2020年も継続します。

  

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