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祝・S&P500が2,709突破
2020年4月8日(水)のNY株式市場は上昇しました。
昨晩の相場でS&P500は 2,750まで上昇し、 2月19日 の史上最高値3,386からマイナス20%のラインである2,709を超えました。
直近天井からマイナス20%は弱気相場入りのラインとされていますが、今回そのラインを越えて回復しましたので弱気相場が終わったかのように見えますがどうなんでしょうか。
グラフはCNBCより(Stock futures point to lower open on Thursday 2020.4.8)
弱気相場入りの定義は「-20%ルール」とハッキリしているものの、弱気相場脱出の定義は明確に定められていないので何とも言えません。
過去を振り返ると1980年代と90年代に1回ずつ、僅か2か月間の弱気相場というものが記録されています。今回は2020年3月12日(木)に弱気相場入りしたS&P500ですが、(このまま上昇を続けて)4月8日(水)に弱気相場を脱出したという結果になれば、1か月弱という超短期弱気相場の記録樹立となるかもしれません。
ちょっと気が早いですが心の中では弱気相場終了のお祝いを始めました。口に出すとまた急落するフラグになってしまうので祝いの言葉は心の中のみにとどめておきます。
ただ、弱気相場が終わっていてもいなくてもやる事は何も変わりません。持ち株をホールドしたまま月に一度新規で買い進めていくという機械的な動きを淡々と続けていくのみなので、今後の投資行動には何も影響しません。
この投資方針のメリットは
・投資タイミングを計る必要がない
・手持ちの待機資金が無いのでキャッシュと株式のバランスを考える手間が無い
・突如リターンが跳ね上がる特別な営業日を全てモノにできる
これらのメリットを享受する事が自分にとって非常に重要であると思っているので、全力米国株は常にフルインベストメントを心掛けています。逆に言うとこれらのメリットに価値を感じられなくなれば、フルインベストメントを躊躇なく解除するでしょう 。
最後にバンガード社が2019年10月25日にリリースした記事を共有します。
端的に言うと「 最高値と最低値のタイミングは読めないので、長期でベストなリターンを得るためには相場に居続けろ」という事ですね。
終わりのない弱気相場はない (バンガード最高投資責任者(CIO)グレッグ・デイビス 2019年10月25日)
(中略)当然のことながら、弱気相場は投資につきものですが、10年近く強気相場が続いたあとでは、この事実を忘れがちです。投資に関して見失いがちなもう一つの事実は、弱気相場には終わりが来るということ、そしてチャートが示すように、弱気相場を耐え忍んだ投資家は、その忍耐強さが報われてきたということです。
荒れた相場を乗り切る秘訣は、市場が変動するのは正常なことであり、チャートが示すように、長期的に見ればそれほど重要ではないと理解することです。
2000年から2018年にかけて、S&P 500インデックスは、複利ベースで年率4.86%のリターンを実現しました。しかし同期間中で最もリターンの高かった10日間を除くと、S&P 500インデックスの年複利リターンはわずか1.10%です。最もリターンの高かった25日間を除けば、年複利リターンは-2.43%になります。投資を継続することは重要です。なぜなら下落局面が過ぎれば、市場の「良き」日々がそう長く待たずして訪れるかもしれないからです。市場の最高値と最安値は得てして判断が難しく、市場のタイミングを図って行う短期売買が成功するというのが誤った通説とされるのは、こうした理由によります。
たとえ今日弱気相場が終わらなくてもいつかは終わります。その後に続く強気相場によるリターンは弱気相場の損失を補って余りあることは、歴史が証明しています。
” 弱気相場で米国株を信じられなくなるくらいなら、最初から米国株投資など始めるべきではない “
今適当に考えた言葉
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「そうさ、たとえわれ死の影の谷を歩むとも恐れまじ。
なぜならおれはその谷のど畜生野郎なのだからよ。」
ベトナム戦争でアメリカ兵がジッポーに刻んだ言葉。
開高健 訳
旧約聖書詩篇23章第4節(改)
Yea though I walk through the valley of the shadow of death, I will fear no evil for I am the evilest son of a bitch in the valley.
これ良い言葉ですね。ちょっと積極的に使っていこうと思いますありがとうございます。
「敗者のゲーム」の中の「稲妻が走る瞬間」ですよね。
稲妻が走ったら石油とタバコ株まみれのポートフィリオが爆発して消え去りそうです
超可燃性ポートフォリオで草。爆風で一瞬で炎が消えそうではあります(爆風消火法)。
REITのETFですがSRETはいかがですか?
直近高値からマイナス70%までいって、少し戻ってマイナス50%くらい。
減配しなければ配当利回り15%超という魅力もあります。
価格が戻らなくても再投資で5年で元が取れる…。
机上の空論て楽しいですよね。
オタサムさん
不動産投資は手を出さないと決めていますが、REITなら検討の余地があっても良いかなと思います!