英ファイナンシャルタイムズの記事を紹介します
記事を読んだ感想としては、「多様性って大事」
目次(リンク貼れないのでジャンプしない)
- 今はバブルかもしれない
- 米国科学アカデミー2014年研究結果が示す
- 現在の米国株マーケットを見てみると・・・うーん確かに
- 対策が不十分
- どうすればよいのか
1.今はバブルかもしれない
米国株はバブルかもしれないですね。異様に株価が上がっているので、そうかもしれないしそうではないかもしれない。
バブルは今に始まった事ではなく、古くは17世紀のチューリップバブルなんかがありました。
最近では1990年前後の日本株バブル、2000年の米ドットコムバブル、21世紀初頭の米住宅バブル等々が観測されています。
2.米国科学アカデミー2014年研究結果が示す内容
米国科学アカデミーの2014年の研究結果によると、バブル発生の要因の一つとして「市場参加者の同質性」が指摘されたとの事です。
逆にバブルを抑制する要因の一つとして「多様性」が挙げられました。
どういう事かというと、同じような性質の人間が参加するマーケットではしばしば値付けがおかしなことになり、そのエラーがバブルを生んできたという事です。
そのため、逆に多様な性質の人間を参加させることによってバブルを抑えられる可能性があるという事です。
3. 現在の米国株マーケットを見てみると・・・うーん確かに
めっちゃ同質性が高いです、今のマーケット。だからバブルの可能性は否定できないし、今がバブルでなくても今後バブル化するかもしれない。
現在の米国株市場参加者のうち、重要プレイヤーは機関投資家ですが、機関投資家のファンドマネージャーの90%が白人の男性です。
運用金額に目を向けると、女性または人種的マイノリティが運用している資金は全体の1.5%以下だとか。
うーん確かに、「白人、男」という観点から見るともはや同質性が高いとかそういう問題ではなく完全に同じような属性のやつらが身内のみで回している感じですね。
4.対策が不十分
ブラックロックとステートストリートがようやく多様化の重要性に気づき、「企業の取締役会に女性が入っていない企業には厳しい評価を付ける」と脅して回ったのが2017年。
おかげで2019年にはS&P500企業の各社の取締役会に一応全社女性が入っている状態になった。
しかし、それだけではバブル対策にならないといいます。
5.どうすれば良いのか
多様化するのはS&P500企業だけでは不十分なので、ファンドマネージャーも多様化しろ、と記事の著者は主張しています。
企業の取締役会に女性を入れただけでは不十分で、次は機関投資家側も同じことをしろという事です。
さもなくばまたバブルの歴史は繰り返すよ、と。。。
おわりに
バブルを100%回避できるかどうかは分かりませんが、とりあえず多様性がある集団は、奇妙な熱狂に走らない可能性があるようです。
野球も9人全員4番打者を揃えればチームが強くなるってわけではないですし、多様性って大事ですよね!
以 上
(元記事Financial Times 2020.9.23 ”Are markets in a bubble because traders live in one? “)
言われてみればTwitterを見ていると、米国株をやっている投資家もかなり同質性が高いような雰囲気がありますね。中年投資家(男)とか中年投資家(男)とか、中高年投資家(脂)とか・・・
バブル発生の可能性が高まりつつあります。投資家の年齢とか性別が多様化する事を祈念しています。
尚、投資家の多様性を確保する為に、今後このブログは女子大生投資家に運営してもらうことにします。
しません。
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