全力米国株です
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1929年10月24日(木)、NY証券取引所ではいつも通り取引が開始されました
普段と変わらない穏やかな寄り付きだったそうです
しかし取引開始から1時間程度経過した時点で状況は一変します
売りが急増し株価が急落を始めます
売りが売りを呼び午前11時ごろには相場は売り一色となり株価は暴落しました
あまりの売りの多さに株価を知らせるティッカー情報が大幅に遅れます
株価が現在いくらなのか、正確に分からなくなりました
不安になった投資家の群衆がNY証券取引所に殺到し、治安維持のために数百名規模の警官隊が出動する始末
92年前の今日、「暗黒の木曜日」と言われる大暴落を契機に、歴史に残る世界恐慌が幕を開けました
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まあ、長くなるので詳細ははしょりますがそのあとなんか色々あって結局株価は1951年に世界恐慌前の水準に戻りました
世界恐慌の引き金となった大暴落からたった22年で元に戻るなんてすごい
日本なんて1989年のバブル最高値から32年かけていまだに75%地点までしか回復していないんだが?
日本人の胆力なめんな?
世界恐慌時になぞらえて現在の米国株相場の株高を警戒する人がたまにいますが放っておけばいいでしょう
世界恐慌時の米国株なんて仕手ありインサイダーあり粉飾決算ありその他何でもありのバーリトゥード・ルールです
投資判断の重要な情報源となる米企業決算における会計ルールは未整備でしたし、株式市場を監視する米証券取引委員会すらありませんでした
そのような状況下で好き勝手取引をした結果、実態からかけ離れて異常に膨れ上がっていた株高バブルが何かの拍子に一気に弾けた、というのが世界恐慌のきっかけです
当時と現在とでは状況が全く違います
現在の株式市場は1929年当時は合法であった「企業のバランスシートが読めない機関投資家を偽情報で撹乱しつつウラ情報を掴んでインサイダー取引で仕留める」などとといった株式取引の定石・基本の型が使えなくなっています
全く状況が違うにも関わらず「あの頃はこうだった」といって世界恐慌と現在の株式市場をリンクさせて警鐘を鳴らすような人は、おそらく時間が92年前で止まってしまった人か、何か違うものが見えている人かのどちらかでしょう
あと米国株価の長期低迷を必要以上に恐れるのもどうかと思います
株価が長期低迷するかしないかに関わらず、投資家は資産を現金、債券、株式にバランスよく配置して株式はインデックスを中心に分散を十分に効かせたポートフォリオを構築しておくべきです
全力米国株はキャッシュゼロで全財産を米国株に突っ込んでいますが真似する必要はありません。米国株が暴落して財産がゼロになってもまた労働で稼ぎ返して米国株投資をやり直せばいい、そういう覚悟で全財産を突っ込んでいます
個人毎に取れるリスクは違うので、それぞれの許容範囲内で投資すべきだと思います
繰り返しになりますがポートフォリオを作る際に株価が長期低迷するかしないかは関係ないのです
あと、もし米国株価が30年低迷してもそれはそれで仕方ないですし、別に死ぬわけじゃありません
不本意ながら日本人は長期低迷は既に体験済みでありそこで生き抜く術を知っています
烈海王に言わせれば「君たちのいる場所は既に我々が30年前に通過した場所だッッッ」ということになります
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