ゴールドマン・サックス、JP・モルガン、モルガン・スタンレーが揃って市場の見通しに弱気な態度を示していました。
ゴールドマン・サックスの見解(CNBC 2019.4.1)
「企業業績は日に日に厳しくなってきており、2019年第1Q決算はここ2年以来のマイナスとなる見込み。このような景気減速の中では、投資家は営業キャッシュフロー・マージンが高い企業に注目し、投資すべきだ」
ゴールドマン・サックス 主席米国株ストラテジスト デビッド・コスタン氏
「また市場での価格決定力の高い企業も好ましい。具体的にはナイキ、ホームデポ、コッティ、アドビが挙げられる。」
JP・モルガンの見解(CNBC 2019.4.1)
「株価は回復しつつあるが天井を打つ可能性がある。」
J.P. モルガン エグゼクティブディレクター アダム・クリサフリ
「2020年のS&P 500のコンセンサス収益予想は、最近の1週間で約185ドルから約181~182ドルにまで低下した。」
「これによりS&P500の予想値は2,900となる。それが当面の天井と考えられる。」
モルガン・スタンレーの見解(CNBC 2019.4.1)
「2019年はベアマーケット(弱気相場)だ。企業収益は期待外れに終わるだろう。」
モルガン・スタンレー 主席米国株ストラテジスト マイク・ウィルソン
「企業業績のリセッションとも言うべき事態が発生すると従来から予測しており、現在もこの意見は変えていない。」
「企業業績の不振が企業活動のネガティブな変化につながり、それが経済全体の減速を引き起こすのがリスクだ。」
「2019年末のS&P500の予測値は2,750だ。」
せっかく株価が2900を超えようかと盛り上がっている中、揃いも揃って冷水をぶっかけるような弱気な見解を・・・。
やはり一見調子が良さそうなこういう時こそ、相場は荒れるので注意が必要ということなのでしょう。油断してはいけませんね。
ただしこれらの記事が書かれた日付が全てエイプリルフールだったという事実を、投資家は忘れてはいけないと思います。