4月11日にCNBCにアップされたインタビュー動画で、ジェレミー・シーゲル教授は米国経済の今後のリスクをいくつか指摘していました。
1.リセッション
経済の最大のリスクはリセッションだ。2018年と比べ明らかに経済と企業業績はアナリスト予想を下回った。第1Qの企業決算についてはスローダウンすると見ているがリセッション入りは無い。逆イールドという兆候は現れたが、リセッションが発生するとしても通常約18ヶ月の時間差がある。
2.米中貿易協議
2つ目は現在も交渉進行中の米中貿易協議だ。もし交渉が決裂し、トランプ政権が25%の追加関税を掛けるようなことになれば、株価は25%ダウンするだろう。
その他
トランプ政権について:
企業優遇政策、例えば法人減税などは経済にとって好ましい施策であった。トランプの共和党政権がマーケットにも良い影響を与えていた。なので2020年大統領選で民主党が政権を奪取した場合には、マーケットにとっては悪いニュースになるだろう。ただし今のところその可能性は低い。
金利について:
もしFRBが金利を上げ過ぎれば、即リセッション入りするだろう。
リセッション、米中貿易協議、米大統領選、FRBの利上げ、の4つに注目しておくことで今後の相場の大まかな道筋が予想できるという事がわかりました。
いつものようにシーゲル教授の話は簡潔で分かり易いので勉強になります。
投資家はシーゲル教授が挙げた4つの事象が、全部同時に発生しても狼狽売りしないで済むような堅実なポートフォリオにしておくのが賢明かもしれません。
私が言っても説得力無いでしょうけれども・・・
リセッション(1翻)
米中貿易交渉決裂(1翻)
民主党政権(1翻)
FRB利上げ継続(1翻)
満貫 -8000点
満貫直撃ならまだ耐えられる!
え?親ですか?(トビ)