2019年4月26日にブルームバーグが伝えたところによると、習近平・中国国家主席が、「一帯一路フォーラム」のスピーチで、米中貿易紛争の終結に向けアメリカ側の条件を呑む事を匂わせる発言をしたとの事です。
中国の習近平国家主席は4月26日、広域経済圏構想「一帯一路」の首脳会談で、約40名の世界各国のリーダーの前で演説を行なった。しかし彼の演説は聴衆ではなく、トランプ大統領に向けて行われたのかもしれない。
習近平の演説は中国の国内改革についてが大部分を占めた。すなわち国家補助金への取り組み、知的財産権の保護、より多くのセクターへの外国資本参入の許可、および人民元の切下げの回避の4つである。これら 4つの全てが、米国が中国との貿易協議で解決に向けて取り組んでいる課題である。
ブルームバーグの記事の解釈はこうです。
「習近平がアメリカとの協議で課題となっているトピックについて演説したから、彼はアメリカの方を向いている。つまり米中貿易協議の終結に向けて中国側は妥協するかもしれない。」
・・・そんな都合のいい解釈を報じているのはアメリカ人だけでは?と思わなくもないですが、いずれにせよ今週から、第何ラウンドかはもう忘れましたが、米中閣僚級貿易協議が北京で再開されます。
協議の進捗について今後明らかになる報道次第では、株価がダイレクトに反応するものと思われます。
S&P500は今日4月29日、終値ベースで初めて2940という取引時間ベースでの過去最高値を超えました。
S&P500は更に3,000を突破するのか、それとももう一度調整が入るのか・・・
この記事の言う通り近く協議が妥結して米中貿易紛争が解決してしまったら、ただでさえ好調な株価は一体どうなってしまうのでしょうか。
それとも貿易紛争終結は既に今の株価に織り込み済みなのでしょうか。
いずれにせよ今のうちに買えるだけ株を買っておきたいというのが本音です。
ああ!もう今月は資金が無い・・・!