全力米国株です
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最近、米メディアの記事にハードランディング、ソフトランディングという既存語に加え「ノーランディング」という言葉がよく登場するようになりました
ハードランディング=リセッション入り或いは大幅な景気後退を伴う米経済の減速
ソフトランディング=経済成長に少しずつブレーキをかけて急激な景気後退を回避する米経済の減速
ここで「ノーランディング(無着陸)」論の登場
とはいえノーランディングの定義は曖昧かつ様々です
日本経済新聞は 言葉の中身は論者によって異なり、ゴルディロックス(ぬるま湯)と同義で使われがちだ・そもそもソフトランディング論の亜流にすぎない という意見がある事を報じています
このブログは株価の上下に応じてギャアアとかヒイイとか叫んでばかりですが、たまには米国メディアの経済・株式情報を取り上げるという使命を果たしたいと思う時がありますので、とりあえず米国メディアの有名どころの意見を聞いてみることにしました
2023年2月13日に「ハードランディングかソフトランディングか?あるいはノーランディングか」という記事を書いたウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラス記者へのインタビュー動画がCNBCに掲載されていました
このインタビューによるとニック記者の言うノーランディングとは「米経済減速が市場参加者の想定よりも遅れる事」を指しているようです
「無着陸」というよりは「着陸遅延」に近いニュアンスです
ノー・ランディングとは「エコノミストやFRBが予想していた成長の鈍化」を伴わないシナリオだ。ノーランディングはおそらく「ディレイド(遅れた)・ランディング」になると考えている。市場参加者が2023年にリセッション入りを警戒している場合、それが遅れて2024年になる。ディレイすればするほど、着陸時はハードランディングになる。
ニック・ティミラス(WSJ)
ノーランディングは株式市場にとってブル(強気)要素かベア(弱気)要素か?と問われれば、ニック記者によると「ベア」だという事です(着陸が遅れれば遅れるほどFRBの金融引き締めが長期化してハードランディングを引き起こすから)
全力米国株としては、FRBは賢いのでニック記者の提唱するディレイド・ランディングの様な事態は回避してくれる、という事を期待していますが、どうなるでしょうか
それにしても、ソフトもハードもノー(ディレイド)ランディングも、そもそも着陸する事を前提に考えてどうする、と思いました
地面に降りちゃってるじゃん
米国株投資家は、永遠に飛び続けるか、さらに上昇して宇宙空間に到達するかの2択で考えてください
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