シーゲル教授、米中決裂による下げ幅はどれ位を見ておけばいいですか?

 

どれくらい株価が下がる可能性があるのか、大体の感覚をあらかじめ掴んでおけば、相場の下落にも心が耐えられる説!?

 

2019年5月7日(火)ペンシルベニア大ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授がCNBCのインタビューに応え、米中貿易交渉が決裂し、トランプ大統領のツイートの通り追加関税を課した場合の米国株の下げ幅について言及していました。

  

原文:Jeremy Siegel: Stocks could drop 10% to 20% if China and US ‘dig in’ on trade war(CNBC 2019.5.7)

 

マーケットは米中貿易協議が解決する確率を90%と見込んで価格に織り込んでいた。

しかし現在は解決可能性は70%かそれ以下だろう。故に相場全体が下落している。

ライツィハー米通商代表は5月10日(金)に関税を10%から25%に見直すと発言したが、実際この日に何が起こるかは不透明だ(注: 5月8日に正式に通達)。

もし彼の言う通り25%に関税が引き上げられたなら、中国はどういう報復措置を取るだろうか?

もしそのような展開になれば、その後の2〜3週間はそれがマーケットを支配する強い力となる。株価は10%から20%下落するだろう

 

トランプツイート前のS&P500が2,940だったので、シーゲル教授の見立てでは米中交渉が不調の場合、2,350〜2,650あたりまで下落するという事になります

だいたい2018年12月ごろの水準まで時計の針が戻るという事ですね。

まあ、それくらいならいいかな、うん。。。と思いましたが、今回は前回12月のように急落直後に劇的に回復するとは限らないので、本当に2300台まで下落してしまったら恐怖ですくみ上がりますねきっと! 

 

ところでそうこうしているうちにホワイトハウスから続報が発信されましたよ。

中国側は交渉を決着させたがっているとか。

原文:Stocks attempt to rebound as fears of an escalating trade war with China linger (CNBC 2019.5.8)

株価は反発を見せている。トランプ大統領が「中国の交渉団は交渉を決着させるために今週米国を訪れる」とツイートしたためだ。

トランプの関税発動の脅しツイートで相場が下落し始め、その後トランプの楽観的ツイートで相場の下落は一時ストップしました。

マッチポンプおじさんめ・・・

まあ大統領選前に株価が下落するのをトランプが放置するわけないから、大丈夫でしょう。

  

ウォール街の大予想:米中交渉が無事決着する確率は何%?

ジェレミー・シーゲル 70% (予想日:5月7日)

ゴールドマン・サックス 60% (5月6日)

ジェフリー・ガンドラック 50%(5月7日)

情報入り次第逐次追加します。

  

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と、これで終わりと思いきや、また続報が入って来ましたよ。

中国は米国に対し必要な報復措置をとる事を表明。米国が5月10日に関税を25%に引き上げると官報で正式に通知した事を受けて。

CNBC 2019.5.8

これはもう訳わかんないですね・・・

もしかしてこれがさっきシーゲル教授が言っていた「2-3週間マーケットを支配する力」っていうやつですか?

あれ?ということは10%〜20%の下落に向けてカウントダウンが強制スタート?

いつのまにかバッドシナリオに分岐しててギャアアー!

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