2019年8月7日(水)のニューヨーク市場ですが、まずマーケットオープン直後は火曜の反発が続かず下落して始まりました。
しかし途中から謎の力が働き上昇し始め、投資家が???ってなっている間に前日比プラスとなりました。
「どうせぬか喜びさせたところでまた下がるんだろ」と投資家が斜に構えていましたが、結局S&P500とNASDAQはプラスのまま取引時間終了〜(ダウはちょっとマイナスでしたが)。

米10年債利回りが一時1.6%を割り込んだ事で債券高・株安が加速しました。これだけ債券利回りが下がる(債券価格が上がる)と、投資家は景気減速やらリセッション入りやらを心配し始めるためです。
しかし取引時間後半に米長期金利の下落が緩やかになり、ディフェンシブ株を中心に株が買われることで、終わって見れば前日比プラスとなりました。
理由は長期金利と世界経済の懸念にあるとロイターは報じています。
「このところ市場参加者は米10年債利回りで世界経済の先行きを判断している。利回りが下がれば株式市場は下落し、今日のように利回りが上昇すれば株式市場も上昇する。」
ですがこの上昇は続かないと言っていますね。
「市場が再び高値圏に戻るとは考えにくい。しばらく現在のレンジを上下する事になりそうだ。」
今週(月)から(水)までのメディアの様子をまとめるとこうです。
- 世界経済減速が懸念される
- 米リセッション入りを心配する声が増えてきた
- 米中対立の先行き不透明
- FRBはもっと金利を下げた方がいいのでは?という風潮
結論:みんな何かを恐がっている。
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