2019年8月16日(金)のニューヨーク市場は続伸して取引を終えました。
米長期金利の低下にブレーキがかかった事で景気減速への懸念が一服し、投資家が多くの銘柄を買い戻した事でマーケットを押し上げました。
”ドイツの景気刺激策への期待からニューヨーク市場は上昇(ロイター2019.8.16)”
ロイターによると、ドイツが景気刺激策として利下げを行う可能性があると報じられ、それが一時3年ぶりの水準まで下がっていた米10年債の利回りの上昇を助け、これにより景気後退の懸念が一旦落ち着いたと市場が判断し、多くの銘柄に買いが入ったという事です。特に米長期債の利回り上昇はS&P500の銀行株の上昇を促したといいます。
S&P500は2,888まで値を戻しましたが、週間で見ると3週連続で下落しています。
「3つの主要な米国株式指数は本日全て上昇して取引を終えたが、米中貿易における両国の敵対心の高まり、香港における地政学的な緊張、債券市場から発せられたリセッション入りのサイン(逆イールド)への恐怖から、マーケットは3週連続の損失を記録した。」
ロイター
とはいえS&P500は直近高値から僅か4%下回る位置にあり、今週は随分急落したイメージでしたが現状はそんなに酷くは無いので、あまり悲観的にならず来週、再来週にかけて粛々と米国株を買い増ししていきたいと思っています。
急落の週に少しでも株価がリバウンドしてくれると、株価的にも気持ち的にもだいぶ楽ですね。