「セルインメイ」は長期投資家には関係ない言葉

 

米国株相場には「セルインメイ」という言い伝えがありまして、ざっくり言うと歴史的に5月以降は株のパフォーマンスが下がる時期なので、「5月に売って相場から離れろ、そして聖Leger Day(9月第2週ごろ?)まで相場に戻ってくるな」というおまじないみたいな言葉です。

それを検証したのが以下記事。

  • 米国株の「6か月間のリターン」を月ごとに12通り算出
  • 1950年以降の平均では、ワースト期間は「5月-10月の6か月間」だった
  • 逆にベスト期間は「11-4月期」
出展:Marketwatch 2020.5.2

 

従って5-10月期に株を売り、その他の期(上の図だと11-4月期など)に買い戻すというトレードを行えばリターンを高めることができる(かもしれない)という事が分かりました。

ところがバイ&ホールドを基本とする長期投資家はそんなに頻繁に売ったり買ったりするようなトレードは行いません。

しかもコロナショックがあったり世界的景気減速懸念があったり大統領選があったり米中貿易紛争があったりと、季節サイクルに基づいたアノマリーは最早通用しない世界線に我々は生きているといえます。

  

従ってセルインメイという言葉に対しては「あっいいです間に合ってます自分は短期売買を繰り返すいわゆる”トレーダー”じゃなくてバイ&ホールドを信条とする真の意味での”長期投資家”なんで」と早口で答えておけばオッケーです。

 

米国株バナーをクリック頂けると大変励みになります。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。