2020年6月12日(金)のNY市場は上昇しました。

木曜日に大きな下げを記録しましたが反発しました。
ジャンプするためには直前に大きくしゃがみこむ予備動作が必要なのと一緒で、株価がこれからもう一段上に向かうために一旦「タメ」を作ったに過ぎません。

金曜日に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)6月が発表されました。
結果は良かったです。
予想75.0に対し結果は78.9でした。
まあ、良いと言っても予想より良かったと言う意味ですが。
同指数は2020年1月には99.1、2月には100.9、3月には95.9でした。
4月に一気に71.0まで急落しましたが、その後78.9まで回復しました。
消費者は経済再開を好意的に受け取っているという事です。
新型コロナ第2波が懸念されていますが「木曜日にアリゾナやテキサスで感染者が急増したのは新型コロナ第2波ではない」と、元FDA長官であるスコット・ゴッドリーブ医師がインタビューで答えています。
経済再開に伴う単なる感染増加である由。
米政権の経済顧問ラリー・クドロウ氏も、感染第2波は確認されていないとコメントしています。
NY株式市場は金曜日に反発して始まったものの、荒い値動きでした。WHOが「経済を再開した以上はどこの国も感染第2波のリスクがある」と脅しを入れた事により大きく下落に転じる局面もありました。
経済を再開した以上感染者数が増えるのは必然です。
全力米国株は新型コロナ感染者の動向や相場のタイミングを読むことはもう完全に諦めているので、逆に引き続きバイ&ホールドでどっしり構えておく事ができます。
コロナ感染も株の急落も、いざそうなった時にはもう何をしても遅いのでジタバタしても仕方ありません。
人間あきらめが肝心です。
世の中の風潮的に「諦めてはいけない」ような雰囲気が蔓延していますが、こと株式投資は違うと思います。
あきらめたらそこからが試合開始ですよ?
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