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5月FOMC会合で米政策金利は50bp引き上げられることがほぼ完全にコンセンサスとして認識されましたが、「75bpの利上げもあり得るのではないか」との市場参加者の警戒心から、昨今の米国株マーケットは下落しています
ジェレミー・シーゲル教授が2022年4月22日(金)のCNBCのインタビューにおいて、今後見込まれるFRBの金利引き上げについて見解を述べていたのでシェアします
「FRBは5月FOMC会合で金利を75bp引き上げるべきだ」
ジェレミー・シーゲル
シーゲル教授は「FRBは5月に政策金利を50bpではなく75bp引き上げるべき」と主張
「超過熱した米経済をスローダウンさせることが必要」「インフレ抑制が重要」といいます
50bpの利上げでは経済は過熱もインフレにも効果が薄いということです
さらに「段階的にではなく1回目で75bpを利上げすべき」という理由については「投薬治療は毎週、毎四半期に分けるよりも一回に行った方が良い」と、薬に喩えたジョークで表現していました
また、市場参加者は75bpの利上げを受け入れるだろうか?との番組アンカーの問いに対し、前述のとおり「超過熱した米経済をスローダウンさせインフレをコントロールすることが求められているので、市場はそれを受け入れるだろう」と応えています
もう75bpの利上げを想定しておいて良いと思います
仮に5月は50bpの利上げに留まったとしても、シーゲル教授の見立てが正しいのであればいずれ近いうちに75bp相当まで引き上げは進行するでしょう
ちなみにキャシー・ウッドは「利上げは50bp止まり」という予想のようです(インフレ過熱はピークアウトしており結果的に75bpは不要になるというロジック。Bloomberg2022.4.23より)
あと、ウクライナ・ロシア問題はもうあまり株価には関係がないようです。
セントルイス連銀ブラード総裁によれば、マクロ経済的には欧州経済にウクライナ情勢の影響が強く出るのが、米国経済には「距離感がある」とのこと
いずれにせよ長期投資家は金利の上げ幅がどうなろうとジタバタせずただじっと目を瞑り株の声に耳を傾けるだけです
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