米紙バロンズの2019ラウンドテーブル(円卓会議)討論が2019年1月7日に開催されました。今年もダブルライン・キャピタル共同創業者のジェフリー・ガンドラック氏や、ゴールドマン・サックスのシニア投資ストラテジストのアビー・ジョセフ・コーエン氏、デルファイ・マネジメント創業者のスコット・ブラック氏をはじめとする著名投資家が参加しています。
バロンズに掲載された討論の内容から、今回はガンドラック氏の発言(の中でも米国株、新興国株、ゴールドに関する部分)をピックアップしてみました。
”貿易戦争と利上げは忘れよ。専門家の2019年の株式投資の見通しは良好(バロンズ2019.1.12)”
記事のタイトルとは裏腹にガンドラック氏の見通しは暗いです。
質問:現在の我々の立ち位置を明らかにしてください。
多くの人々の予想よりも早い2018年に、米国株式市場は既に天井を打った。米国株式市場と非米国株式市場は2018年1月26日がピークだった。
現在のマーケットは弱気相場に入った。私は単に直近高値から20%下落したから弱気相場だと定義しているのでない。株式が見せる動きで弱気相場と定義している。
また私は米社債市場を最も警戒している。
2019年は一段と株価が下がるという事ですか?
2019年は株価は更に下落するだろう。2019年前半は下落は大きいが、後半にかけてマイナスは幾分ましになるだろう。
2019年の米国国内総生産(GDP)成長率は?
実質GDPは+0.5%と考えている。
新興国株は魅力的ですか?
新興国株は投資家にとって魅力的だ。米ドル安が進むため新興国株は上昇する。
金(ゴールド)についてはどう考えますか?
米ドルが下落するので金価格は上昇する。
弱気相場入り、米国株の下落、新興国株と金の上昇・・・
もしガンドラック氏を全面的に信じるのであれば、貯金と給料を全力で米国株から引き上げるブログにした方が良いっぽいです。
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