“恐怖に耐えた結果、実を結びつつある株式市場(CNBC2019.4.24)”
2019年4月23日(火)にS&P500とNASDAQが揃って過去最高値(終値ベース)を更新するなど、株式市場の動きは良好です。米企業の好調な2019第1Q決算が相場を押し上げています。
ジム・クレイマーは、2018年末時点はあまりに多くの投資家が2019第1Q決算に対し悲観的であったが、その恐怖を打ち破る企業の好決算が、現在株式市場で実を結びつつあるとコメントしています。
「アナリストらは2019年初の株価予想にこのような好決算を織り込んでいなかったので、見通しを上方修正している。」
ジム・クレイマーは以下の要因が今後の株式市場の上昇を支えると見ています。
・豊富なフリーキャッシュフローを有する企業が決算シーズン後自社株買いを促進する
・中国経済が2019年は上向く見通し
・米国内個人消費は失業率低下を背景に維持または今後も順調に伸びる
・原材料費と輸送費が高騰したものの、米国内個人消費に影響はなかった
・FRBは利上げを停止した
またキャッシュポジションを増やし過ぎるのは悪手だと言っています。
「FRBが(利上げを停止したのみならず)利下げに踏み切る可能性もあると言われる現在の状況においては、多過ぎるキャッシュポジションは間違いである。」
いつも強気なジム・クレイマーが、今日もいつも通り強気で安心しました。
2018年末の相場急落でキャッシュに非難した投資家に、株式市場への復帰を呼びかけているように見えます。