ドルコスト平均法 vs 一括投資法論争にピリオドを。ドルコスト平均法でオナシャス!

   

2019年に29%上昇し3,240に達した好調なS&P500ですが、これはいつまで続くのでしょうか。そしてどこまで上がるのでしょうか。

2020年中にS&P500が4,000近くまで上昇する可能性がある、と極めて強気な予想をするアナリストを紹介しておきます。

「S&P500は2020年中に約4,000のラインを突破する可能性がある(CNBC 2019.12.24)」

投資会社BTIGの主席株式・デリバティブストラテジストであるジュリアン・エマニュエルは、2020年中のS&P500の予想値を3,950と置いています。

投資家の自信や信頼感は株価に転移可能であり、それらはS&P500を3,950まで押し上げると考えている。投資家はS&P500が3,200を超えた現在でも、未だ完全に株式を信じている状況では無い。このためらいが、これまでの間ずっと(11年間に渡る)この強気相場の中でも継続してきた。

エマニュエル氏によると、この11年間は株式は大変好調であったにも関わらず、株式に懐疑的な投資家も多く、全員が100%株式市場を信頼して資金を突っ込んでいるような状況ではなかったといいます。

しかし2020年にその様相が一変するとのこと。

これまで過去を振り返ると、どんなに素晴らしい強気相場であっても、一般大衆が熱狂した時点でその強気相場は終わるかほぼ終わりに近づいていた。今回の強気相場の場合、それが2020年に起こると我々は見ている。

つまり2020年に躊躇していた投資家達がいよいよ株式に殺到し、熱狂がS&P500を3,950まで押し上げ、そこで強気相場は終わる・・・という事です。

何が最後の熱狂の引き金になるのでしょうか。

米中貿易協議にさらなる進展が報じられた時、世界経済の成長が報じられた時、2020年の大統領選が終わった時。これにより躊躇していた投資家が一斉に資金を投じるだろう。

米中、世界経済、大統領選挙の3つが、投資家参入・熱狂のトリガーとなり得るとの事です。

 

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米国株ブログを見回すと100%株式に賭けているブロガーから資産の一部または全部をキャッシュに避難させているブロガーまで幅広く存在する事がわかるので、ジュリアン氏が言う事(=株式に懐疑的な投資家も多く、全員が100%株式市場を信頼して資金を突っ込んでいるような状況ではなかった)には信憑性があります。

このような暴落待ち勢・キャッシュ余らせ勢が2020年に相場に参入してくれば、氏の言う通りさらに株価は上昇するのでしょう。

ただ、それが強気相場の終焉に向かってしまうのはちょっと困ります。

これから待機資金を株式市場に投じようと考える投資家は、市場がびっくりして熱狂しないように、少しずつ少しずつ資金を小出しにして頂き、いい感じに徐々に徐々にゆっくりと相場を上昇させていって欲しいと思います

最近にわかに「ドルコスト平均法で投資しても1円も得して無いからね!?」というような風潮が生まれていますが、逆に是非ドルコスト平均法でチビリチビリと投資していただきたいと思った次第ですので一つ宜しくお願い致します。

   

    

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3件のコメント

    1. 月給制度の人が多いので殆どの人はドルコスト平均法にならざるを得ないのでそれでいいと思います。一括投資かドルコストかというのを大真面目に考えるのは金持ちの道楽か単なるブログのネタです(この記事然り)から気にしないでいいと思います。

      1. ご返信ありがとうございます。

        私も若いうちに全力でリスク取っておくのは合理的だと思っており、
        全力米国株さんのブレない投資スタイルとメンタルは共感を覚えます。
        これからも更新楽しみにしてます。

        買うにはいい日など買うまでないッッ!!
        ーーーいつだって今日買うしかないッッッ!!!

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