2020年2月10日のマーケットオープン後、またもMicrosoftは高値を更新しました。
株価は現在186ドル台で推移しており、年初来リターンは18%台をマークしています。
ゴールドマンサックスの調べでは、 Microsoftは 大多数のヘッジファンドによる運用ファンドにおいて、構成銘柄のトップ10に入っているとの事です。
「Microsoftは如何にして市場に必要不可欠な存在になったか(CNBC2020.2.8)」
ウォール街からめちゃくちゃ愛されているMicrosoft・・・
弱点らしい弱点と言えば、PERが高いことぐらいでしょうか?現在34倍です。
MicrosoftのPERが30倍を突破するのは2002年以来との事です。30倍以上というのは割高圏にありそうだと感じます。ただし米ドットコムバブル直前の1999年はPER60倍だったので、その頃ほど高くはありません。
ちなみにライバルのAmazonの株価は現在2,120ドルで、PERは92倍です。
Amazonに比べるとMicrosoftの34倍など全然低すぎて、逆に余裕を感じるレベルです(参考までにもう1社のライバルAppleは25倍と、実に健全・・・または25倍でもやや割高か?というレベル)。
逆に強みを見てみます。
①利益率が高い:
利益率が非常に高い高収益体質です。粗利益率68%、純利益率31%です。それぞれAppleの38%、21%を大きく上回ります。
②自社株買いに積極的:
企業による自社株買いを凄い規模でやるので非常に株主フレンドリーと言えます。毎年継続的に400億ドル(4兆円超)の自社株買いを行います。高い利益率を活かしてしっかり株主に還元しています。
③配当金を結構出す
毎年継続的に150億ドル(2兆円弱)の配当金を支払います。配当利回りは現在1.1%と、Appleの0.96%を上回ります。グロース株にしては1.1%は結構良いよね、といった印象を受けます。増配率に至っては、5年前と比べると+60%というスーパー増配銘柄になっています。
④コロナウィルスの影響が少ない:
Microsoftは中国の販売拠点がAppleほど多くなく、また重要な製造拠点も少ないため、コロナウィルスによる悪影響を比較的受けにくいと言われています。
以上のような理由でMicrosoftは世界中の投資家からラブコールを受けまくっております。それに伴い株価は上昇を続け、それがさらに投資家の選好を生むという好循環です。
いまや冒頭で述べたヘッジファンドのトップ10銘柄以外にも、数多くのジャンル別ETFでトップランク銘柄として採用されています。例えば大型グロース株ETF、モメンタム投資ETF、低ボラティリティETF、高品質株ETF,、増配株ETF、ESG投資ETFなどです。
つまりヘッジファンドや個別株投資家を中心としたアクティブマネーのみならず、ETFを中心としたインデックスマネーもMicrosoftに流れ込み今後ますます株価を押し上げる可能性があるという事です。
他にも米国防総省からの1兆円プロジェクト「ジェダイ」を受注していますので、国防関連にもガッチリ入り込んでいます。
これは手が付けられないぜ・・・
そりゃAmazonもジェダイを全力で阻止しようと必死になるわけですね。
このようにもはや絶対的強者として米国株式市場に君臨しかけているMicrosoftですが、一方であまりに盲目的で極端な賞賛は危険であるとCNBCが警鐘を鳴らしたりもしています(ちょっとだけですが)。市場に絶大な影響を及ぼす同社の株価が暴落するような事態になれば、マーケット全体もただでは済まないでしょう。
Microsoft、及びそのライバルであるAppleやAmazonが覇権を奪い合い、競い合い、互いに切磋琢磨して更に成長していくとともに、その利益が株主に還元され続けるという素晴らしいこの時代に、遠く離れた日本にいながらその米国株式市場に投資できるという環境に心から感謝します。
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インデックス持ってたら上の四人は全て子分ですがな。
え?何それ???天上人か???何その思い上がり?www
いやぁ、ちょっと山登りして花でも摘んで来よう。
子分w
その他のCEOも全員子分になるのでインデックス投資家が最も強者かもしれないですね!
Microsoft強すぎませんか?
5年前の自分をぶん殴って、「給料は全部AmazonとMicrosoftだけ買っとけばok」って
教えてあげたい。
いやまてよ、同じインド人がCEOになったIBMにもまだワンチャンあるってことですか・・?
確かにIBMもインド系CEOに変わりましたね!5年後答え合わせですね。
いつもブログ更新ありがとうございます!
°˖✧(≧▽≦)✧˖°
マイクロソフトの株価推移すばらしいですね!
毎年50%ちかくあがっていて直近4年で200%上昇(笑)
GAFAとくらべても2019年のパフォーマンスは圧倒的!
「暴落に異常に強い」ことが特徴だと考えています。
・前回コロナショックでは1月28日から急上昇
・昨年8月の暴落では「ん?なにかあったの?」レベルの誤差範囲内
・2018年の12月ブラッククリスマスでは17%暴落しましたが、エヌビディアなどほかの人気株が43%ほど落ちていたので、やはりマイクロソフトの暴落耐性が異常
1社に資金を集中させるのはリスクといいつつも
ちょっとマイクロソフト以外の会社に投資して「わざわざ上昇パフォーマンスを落とす逸失利益」or「他社で暴落をくらうリスク」を考えてしまいますね
みんなウインドウズつかいますし、クラウド部門も好調ですからね!
もっこさん
Microsoft良いですよね!自分のポートフォリオのETFに大量に含まれているので買いませんが、個別株のMicrosoftも実は欲しいです。今回の暴落も耐えてほしいです!
いつもお読みいただきありがとうございます。