FRBが利上げにこだわる3つの理由

 

なぜマーケットのボラティリティがこんなにも高まっているのに、FRBは依然として利上げを行う事にこだわっているのかが謎です。

民主党・共和党両政権で要職を務めた経験のあるハーバード大学教授マーティン・フェルドシュタイン氏が、FRBはなぜ政策金利を上げようとしているのか、理由を3つ挙げて説明していました。

“FRBはなぜ政策金利を上げようとしているのか?(Project Syndicate 2018.12.27)” 

 

 

理由は以下の3つとなります(超ざっくりでスミマセン)。

 

1.現在の低金利(インフレ調整後の実質金利はほぼゼロ)は、経済に深刻な問題を引き起こすから

金利が低いという事は借金コストが低いという事なので、積極的に借り入れをする政府・企業のバランスシート上の負債が膨らみやすい。銀行は低金利下で収益を上げるために信用の低い借り手にローン条件を緩くして融資を行い始める。機関投資家の買い圧力で株価が制御不能なレベルまで上昇する。これら全てが経済にとって悪材料となる。

 

2. 今後起こるかもしれない経済停滞に備えて、予め金利を高くしておきたいから

経済停滞期にはFRBは「利下げ」を行わなければならないので、そのためのバッファーを今のうちに用意しておきたい。

 

3. インフレ調整後の実質金利を、中立水準に引き上げたいから

経済を冷やしもしない、加熱もしない、ニュートラルな水準に保ちたい。

 

 ただし、フェルドシュタイン教授は最後にこう述べています。

「これら3つとおそらくそれ以外に存在するいくつかの理由に基づき、FRBは利上げを行おうとしている。しかし残念な事に、昨今の利上げは上げ幅が小さ過ぎる上に時すでに遅しだ。」

  

 

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