インデックスファンドの父・バンガード創設者ボーグル氏が昨日89歳で亡くなりました。ボーグルの年齢まであと1年と迫った生きる伝説・ウォーレン バフェット氏(88)がCNBCの番組内で追悼の意を表しました。
”ボーグル氏は他の誰よりも個人投資家に貢献した(ウォーレン・バフェット)(CNBC 2019.1.16)”
バフェット氏は昨日のCNBCのインタビューに対し以下のようにコメントしました。
「私が知る限り、ボーグル氏ほど個人投資家全体に対して多くの貢献をした人物は、他にいません。ウォール街(の証券会社)の多くは、何のリターンも生まない金融商品にいかに多くの手数料を乗せるかに専念しています。しかし彼は、多くを達成するための手数料を何ら請求しませんでした。」
「彼は、彼が初めて世にインデックスファンドを送り出してからの30年間、多くの人々の投資に関する信仰を正しい形に変えてきました。それは良い信仰であり、報われる信仰です。」
また、バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ社は毎年、バフェット氏から株主への書簡、通称「株主への手紙」を提出しています。
2年前の株主への手紙の中で、バフェット氏はこのように述べたといいます。
個人投資家のために最も貢献した人物の彫像が建てられるならば、ジャック・(ジョン)・ボーグルであるべきです。
ジャックは何十年もの間、超低コストのインデックスファンドに投資するよう投資家を促してきました。
彼の改革の中で、彼は個人投資家からほんの僅かな手数料しか徴収しませんでした。逆に大きな利益を約束しながらリターンが無いか、時にはマイナスリターンにすらなる金融商品を運用するマネージャーが遥かに高い手数料を請求していたにもかかわらず、です。
初めのうちは、ジャックは投資・運用業界から嘲笑されていました。
しかし今や数百万人もの個人投資家が、ジャックの方法で他の方法で得るよりも遥かに優れたリターンを得てきたという事実を知って、ジャックも満足している事でしょう。
彼は多くの個人投資家と私自身にとっての英雄です。
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