マイクロソフトが生活必需品では無い理由

 

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マイクロソフト(MSFT)が4月29日に2020年Q3決算を発表しました。

内容は良かったです。
EPSは予想1.27㌦に対し実績1.40㌦、売上高は予想 33億㌦ に対し実績 35億㌦ でした。

決算を好感して株価は上昇し、現在174.57㌦です。

 

   

これを受けウォールストリートのアナリストがMSFTの目標株価を上方修正していました。

   

1. モルガン・スタンレー

「オーバーウェイト」の評価を継続し、目標株価を180ドルから198ドルに引き上げ。

コロナウイルスがハイテク銘柄の「勝ち組(必要不可欠)」と「負け組(あれば可)」を炙り出した。マイクロソフトは明らかな勝ち組である。目標株価を180㌦から198㌦に上方修正し、引き続き「オーバーウエイト」レーティングを継続する” 

Keith Weiss

  

2. Macquarie Research

「オーバーウェイト」の評価を継続し、目標株価を190ドルから200ドルに引き上げ。

「重要かつ堅実な四半期決算であった。マイクロソフトは驚異的な業績を上げており、厳しいコスト管理で成長を維持するための製品サイクルを実現し、主要製品への投資は効果的で、記録的な規模での成長を実現している。

Sarah Hindlian-Bowler

  

3. Raymond James

「強い買い推奨」の評価を継続し、目標株価を183ドルから203ドルに引き上げ。

Office 365 + Azure+Windows+従来のサーバービジネスという同社の多角的な事業ポートフォリオは、新型コロナウイルス起因の危機の中で防御のバランスが優れている。また、超大規模なパブリッククラウドベンダーとして、AmazonやGoogleと共に産業を牽引し続ける。

Michael Turits

  

4. RBCキャピタル

「 オーバーウェイト 」の評価を継続し、目標株価を190ドルから196ドルに引き上げ。

世界的リモートワークのトレンドの中でAzureとOffice 365の両方から最大の利益を得ており、極めて顕著に好調な四半期決算であった。

Alex Zukin

5. Wedbush

「 オーバーウェイト 」の評価を継続し、目標株価を210ドルから220ドルに引き上げ。

主力であるAzure、Office 365を中心とした強力なビジネスポートフォリオが現在の在宅勤務環境で効果的に機能し、より多くの顧客を更に惹きつける。

Dan Ives 

参考:Barron’s 2020.4.30 “Why Microsoft’s Cloud Business Can Carry It Through the Pandemic

  

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マイクロソフトの年初来リターンは+10.7%もあります。
S&P500(2,830)の年初来リターンは-12.4%ですから、MSFTの圧勝です。

新型コロナによるロックダウンで明らかになったのは、マイクロソフトのような企業が提供する製品・サービス・インフラを使用しなければ人類は経済活動を維持できないので同社はもはや生活必需品ですグッドラック、、、という事ではなく、人類の経済活動はマイクロソフトのような企業のイノベーションでまだまだ進化の余地があるという事でした。

そういう意味ではマイクロソフトを生活必需品という成熟セクターに入れるのはぜんぜん時期尚早であり、同社にはまだまだ人類の躍進のために様々なイノベーションを起こしてもらう必要があります

イノベーションが人々の期待を上回るたびに、その恩恵として我々米国株投資家に更なるリターンがもたらされる事でしょう。もちろんAppleやAmazonやGoogleにも同じことを期待しています。

 

今後も時代が危機的状況を迎える度に、人類は米系ハイテク企業の知恵と行動力とテクノロジーでそれを乗り越えていきます。

これだから米国株投資はやめられない

  

 

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