2019年12月18日にトランプ弾劾訴追が米下院で決議され、株式市場への悪影響が一時懸念されましたが、蓋を開けてみれば大した影響が無いどころか、株価はジワジワ上昇している有様です。
弾劾は上院で否決されるだろうという大方の予想であり、株価には影響がなさそうです。
12月18日の下院本会議で決議が採択された後、ペロシ議長は「大統領の向こう見ずな行動で訴追が必要になってしまった」と〝勝利宣言〟したが、その表情は硬く、政敵を追い詰めた高揚感など微塵も窺えなかった。
ブルームバーグ
もしそれでも株価を心配する投資家は、1999年のクリントン弾劾の年に高リターンだった銘柄を選べば良い、とジム・クレイマーが言っていました。
「これらの銘柄への投資ははクリントン弾劾時に上手く機能した。トランプ弾劾時でも同様だ。(CNBC2019.12.18)」
その銘柄とは
・Apple
・Microsoft
・ウォルマート
・シスコ
・ホームデポ
・クアルコム
これら銘柄は1999年にも弾劾訴追が行われたものの年間リターンが優れていた銘柄であり、現在も誰もが知る大型銘柄として生き残っています。
Appleは20年前から優良銘柄だったわけですね。
どんな時代だったかというと、試しに1999 Appleで検索した画像がこれです。
時代を感じます.

Microsoftは1999年も年率リターンは+68%と、現在同様好調だったそうです。
ですが、ここで一つ気になることがあります。
1999年は翌2000年のドットコムバブル相場に向けて全銘柄上昇していただけでは・・・?
とりあえず参考のために2000年前後の各銘柄の株価チャートを貼っておきます。
Apple

Microsoft

ウォルマート、ホームデポ


うーむこれは見事に2000年のバブルピークに向けて上昇中だったということですね・・・? 何買っても当たっていたということですかね。
2020年、歴史は繰り返されるのでしょうか!?
でも得体の知れない中小型またはグロース(もどき)銘柄に投資して2020年を迎えるぐらいなら、ドットコムバブルを乗り越えてなお優良なこれらの銘柄に投資したほうがまだマシというものですね。
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