全力米国株です
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2022年5月1日にバークシャー・ハザウェイの年次株主総会が開催されました
ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーの質疑応答セッションの中で、人的資本に関する興味深いやりとりがありましたのでシェアしておきます
バフェットが人的資本によるリターンの重要性を説いたバークシャー年次総会2022
Charlie Munger says people shouldn’t put their retirement savings into bitcoin 2022.5.1CNBC
質問者はまだ10代とみられる学生
バフェットとマンガーへの質問
「歴史的高インフレ下の現状において、ただ1つの銘柄だけに投資しなければならないとしたら、どの株を選ぶべきか?」
バフェットの答え
1つの銘柄よりももっと良いことを教えたいと思います。投資すべきは自分自身です。自分自身を成長させましょう。あなた自身の活動ならなんでも良いのです、歌でも、野球でも、法律家でも。あなた自身が成長して身につけたスキルは誰にも奪えないし、インフレーションがあなたのスキルを減らすこともできません。課税もできません。そしてあなたの能力が優れていれば誰かがあなたに対価を払いたくなります。
つまり現在の最高の投資先は間違いなくあなた自身です。私(があなたの立場なら)ならそうする。
ウォーレン・バフェット
株式投資は株主が利益の100%を享受できるわけではない(企業が上げた利益の一部をリターンとして受け取るのが株主)であるのに対し、自分から生み出されるリターンは100%自分自身が享受できる、とも言っていましたね
バフェットが年次総会でこのような人的資本論に触れるところを見る事ができたのは良かったです
質問者がまだ10代の学生だったことも大きいでしょう。質問者が60代だったらこういう回答にはならなかったはず
人的資本論と自己投資リターン最高論の組み合わせとでも言えるでしょうか
全力米国株は概ねこの意見に賛成です
ただ、自己投資がリターンに全く繋がらないケースもあるので100%賛成とは言えないですが(市場で評価されないスキルに何千時間自己投資を続けても、何もしなかった時と同じぐらいの給料しか稼げない、とか)
自己投資で最大のリターンを上げたいのであれば、「スキルの掛け合わせ」が一つの有効な手段だとは思いますが、それはまた別の機会に書きたいと思います
いずれにせよ2022年も、ウォーレン・バフェットは年次株主総会に登壇し、長時間、元気に、的確に株主からの質問に答えていました
しかもまだ自身の引退時期に関する話題には言及しませんでしたので、生きている限り現役を続けてくれるものだと思いますのでうれしく思います
ただ、バフェットも今年で92歳になります
今年の年次総会がいよいよ最期かと思うと、大変寂しい気持ちになります
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いい話だ,グッとくる