米インフレ指標、中身の40%は◯◯関連

    

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2022年9月16日(金)の米国株式市場は下落しました

 

9月13日に発表された米消費者物価指数(CPI)はインフレピークがまだ先である事を示しており、市場参加者の「インフレがピークアウトすれば、FRBは利上げの手を緩めるだろうとの期待」を裏切りました

 

投資家の間に「このままでは9月FOMCで1.0ポイントの利上げもあり得る」との思惑も広がり、株価は大幅に下落し、CPIショックとなりました

  

実はCPI統計、それも値動きの激しい食品・エネルギーを除いたコアCPIの約40%は住宅関連です

 

住宅関連のインフレ率が全体に及ぼす影響が極めて大きいことになります

 

ペンシルベニア大学ウォートン校のジェレミー・シーゲル博士はCNBCのインタビューの中で、このような「歪みのあるインフレ指標」に基づくFRBの利上げ判断の問題点を指摘しています

 

同時に「FRBの政策ミス」を懸念しているといいます

 

米インフレ統計、過去1年半に渡り実際のインフレ率よりも高い数値を記録(2022.9.14 CNBC)

コアインフレの算出の基礎のほぼ50%が米住宅関連だ

住宅価格は過去40%も上昇した

住宅の影響が大きすぎる米インフレ統計は、明らかに実際よりも「過大」な数値を記録していたと言える

統計の歪みだ

だが住宅関連のインフレは既にピークアウトしている

不動産ブローカーに訊いてみるいといい

ジェレミー・シーゲル

  

米インフレ統計の大部分を占める住宅関連、その異様なインフレ率により、全体の数値が歪められているといいます

 

またその指標をもとにFRBが金融政策の判断を行うことは、政策のミスを誘発する恐れがあると問題視しています

  

米インフレ統計の大部分を占める住宅関連のインフレは天井をつけているのに、FRBが金融を引き締めすぎて深刻な政策ミスを犯す事を懸念している

 

シーゲル博士は、FRBがこれ以上利上げを行わなくていい、と判断すれば市場に安堵感が広がるが、FRB歪んだインフレ統計に引っ張られて判断する限り、「やりすぎ」「政策ミス」に繋がるかもしれないと懸念しています

   

あと3ヶ月から6ヶ月後にはFRBが「インフレを過大評価していた」という事に気付いてくれれば幸いだ

  

シーゲル博士がここでいう政策ミスというのは要するに米経済のリセッション入りの事でしょう

 

我々投資家としても、もうパウエルFRB議長のやりすぎ政策によるリセッション入りを織り込んだ上で投資を続けていく方が良さそうです

 

シーゲル教授も、インタビュアーの言葉に上からかぶせたり制止を振り切ったりしていつもより興奮気味に早口でしゃべっていたので、いつもより余裕ないのかな…と感じられて大変好印象でした

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