これまで米10年債と2年債の金利差が逆転という「逆イールド」が発生すると、平均18ヶ月後にリセッション入りしたという過去データがあります。
そのため逆イールド発生はリセッション入りの有力な先行指標と言われています。
しかしバンク・オブ・アメリカのアナリストによると、もはや逆イールドはリセッション入りを予測する信頼できる指標ではないといいます。
− FRBは明らかに逆イールドを軽視している。おそらく、世界各国で低金利政策が進められており、逆イールドのリセッション予測機能は徐々に衰退していると認識しているのだろう。
– 実際問題としてFRBは利下げによりいつでも逆イールドを解消させることが可能だ。しかしそれをしないということは、逆イールドは重要ではないと考えている事の証左である。
– FRBは夢遊病のような状態で崖の縁を歩いているわけではない。FRBは、逆イールドはもはやかつてのようなリセッション入りを予測する信頼に足る唯一の指数ではない、と結論づけたのだ。
ブルームバーグ(2019.4.20)原文 Inverted Yeild Curve is Waning as a Reccesion Gauge, BofA says
逆イールドFRBが操作というか解消できるということはシーゲル教授も今月のインタビューでコメントしていたので、その通りでしょう。
逆イールドでリセッション入りするのであれば、FRBが放置したままというのは少し違和感がありますし、何より即座に株価も急落しているはずですが、株価は急落どころか最高値更新目前のところまで上昇してきています。
もはや未来は全然判りません。
判らないものを予想しても仕方が無いので、自分には淡々と機械的に積立投資を続けるしか選択肢がないと感じます。
どっからでもかかって来いよ!(フラグ)