【踊れ最後まで】米国株はまだ上がる

 

2019年7月12日(金)にダウは27,332ドル、S&P500は3,013ポイントと、終値ベースで揃って史上最高値を更新しました

この上昇はとどまるところを知らないようにも見受けられますが、果たしてこのあたりが天井となってしまうのでしょうか。

「現在は景気サイクルの終盤」「FRBが利下げする事で景気拡大局面は終焉を迎える」という声が界隈で聞こえ始めています。本当にそうなるのであればとっとと利確して下落 / 暴落 / リセッションに備えるのが良さそうですが。

 

ジェレミー・シーゲル教授に聞いてみましょう。

 

“シーゲル「FRBが利下げすれば株式市場は現在の水準から更に5%上昇の余地あり」CNBC 2019.7.12”

シーゲル教授は先週金曜日のインタビューで、FRBの利下げにより今後株価は5%〜12%上昇すると予想しています。

「FRBの利下げにより、現在値から5〜6%上昇したところが2019年の市場の適正価格だと思う

「だがFRBは利上げも利下げも幅を大きく振り過ぎる傾向があるので、再び相場が調整するまでに株価は10〜12%上昇するかもしれない。

ジェレミー・シーゲル

 

なお現在の最大の懸念事項は逆イールド(米国債長短金利差の逆転現象)だといいます。

「現在の最大のファクターは逆イールドだ。歴史的にリセッションを予測する最も重要な指標の内の一つだ。私はそれを心配している。」

ジェレミー・シーゲル

 

 

もしシーゲル教授の言うように今年中にマーケットが現在の値から5%上昇すると、2019年末にS&P500は3,164、ダウは28,698。

12%上昇すると・・・S&P500は約3,370、ダウは30,040です。

すごい戦闘力ですよ、これは!

つまりまだ相場から降りるのは早いという事ですね。

  

ところで今から12年も前ですが、2007年7月10日のファイナンシャルタイムズにシティ・グループのチャック・プリンスCEOの有名なインタビュー記事が掲載されました。

これは彼が2007年にサブプライム・ローンのリスクが高まっている事を認識している中で、「それでも音楽が鳴り続けている限りは、踊り続けなければならない」と発言したものです。

もちろんその後サブプライム・ショックが発生し、2008年の歴史的な金融危機が引き起こされたわけですが。

 

音楽が鳴っている間は踊り続けなければならないのがウォール街の習性です。「そろそろ音楽が鳴り終わりそうだから、一足早く手仕舞いしよう」というファンドマネージャーはウォール街には存在しないでしょう。

 

パーティーが終わらない以上、全力米国株は音楽が止むその時まで踊り続けるのみです。

    

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