「米国株は長期的に右肩上がり」という事実が単なる勘違いだったら

 

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バロンズの記事を読んでいてふと「米国株が上昇しているというのはもしかして勘違いで、我々はすごい思い違いをしてるんじゃないの」と思ったりした次第です。

”僅かな銘柄が相場を押し上げており、これはチャンスだ(Barron’s 2020.5.22)”

 

米国株は全然上がっていなくて、むしろ下がっている

MicrosoftやAppleやGoogleやAmazonやFacebook、いわゆるMAGAFを始めとするトップ銘柄がコロナショックをも物ともせず時価総額を大きく伸ばしている一方で、それ以外の多くの一般銘柄は時価総額を大きく減らしているわけです。

例えばNASDAQですが、トップ10銘柄はMAGAF+INNCA(Intel、Netflix、Nvidia、Cisco、Adobe)です。マガフ+インカと覚える事にしました。

2020年に入りこれらNASDAQトップ10は時価総額を合計9000億ドル(約100兆円)伸ばしました。

しかしNASDAQのその他2600銘柄は、反対に時価総額を合計3000億ドル減らしました。

でもNASDAQは時価総額加重平均指数なので、指数としては年初来プラスです。

S&P500でも同様の現象が見られます。

米国株は少数のトップが例外的に上がっているため指数が上がっているだけで、大多数の米国個別株を見るとむしろ下がっていると言えます。

 

NASDAQトップ10のPER(2021年の予想利益に対する予想PER)は29倍とかなり高水準であるのに対し、それ以外の銘柄のPER(2020年の利益をベースにした予想PER)は16倍と状10銘柄に比べると割安です。

バロンズの記事は米経済が下降している現在の状況にこのような「格差」が生じている状態は「チャンス」だと述べています。なぜなら

  • NASDAQで言えばトップ10は割高でそれ以外の一般銘柄が割安である
  • 特にバリュー株は、2000年と2009年のリセッションから脱出した直後と同じぐらい割安な水準だ
  • ひとたび経済が上向けば高PERのトップ10銘柄から低PERの一般銘柄に向けて、資金の逆回転が起こる

からだと言います。

ただし単に「低PERで割安だから買う」のではなく、株価、簿価、キャッシュフローを見て総合的に判断しろという注意喚起はしています。

つまりバロンズはこの状況で中小型株のお値打ち品を探し出し、安い今のうちに仕込んでおけ、といっているわけです。

でもそれって基本的に株価が右肩上がりである前提の投資法である点はまあ良いとしても、そもそも相場を引っ張るトップ銘柄以外上昇してないのであれば、割安と思って買ったバリュー株は永遠に割安のままにならないか?と心配になります。

この状態は現在のみ見られる現象ではなく、コロナショック前の数年間(あるいはリーマンショック後ずっと)、米国のトップ銘柄が指数全体を引っ張り上げてきたという図式は変わっていません

 

そもそも・・・我々米国株投資家は いつから「米国株が右肩上がり」だと錯覚していた?

結局右肩上がりなのはMAGAF+INNCAあたりの銘柄のみで、一般米国株はこれまで長い期間右肩下がりだったのではないか?

米国株が右肩上がりという前提は、「MAGAF+INNNCA が今後もずっと右肩上がりかどうか」にかかっていると言えるのではないか?だとすればその他大勢の割安バリュー株を個別株として買う意味ってあるのか?下がり続けてきたものは今後も下がるのではないか??

   

ただし…もちろんMAGAF+INNCA以外にも伸びてる優良企業はたくさんありますね。有名どころで言うとビザ(V)とかマスターカード(MA)とかウォルマート(WMT)とかペプシコ(PEP)とか。

そういう伸びる個別株をピンポイントで予想するのは至難の業ですが、すべての企業を一気にポートフォリオに取り込める方法がありますね、そうインデックス投資です。

やっぱりインデックス投資がオススメですね♬

  

(なんだこのオチ・・・?) 

  

  

とんでもない着地になってしまったので米国株バナークリックは辞退させて頂きます。

8件のコメント

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