2019年8月26日(月)、オピオイド鎮痛剤を巡りオクラホマ州がジョンソン&ジョンソンを訴えた訴訟について、判決が言い渡されました。
そもそもオクラホマ州はオピオイド鎮痛剤の製造者であるジョンソン&ジョンソンの社会的責任(オピオイド鎮痛剤を過剰摂取した結果死亡するという重篤な中毒事案がアメリカ国内に蔓延)と、それに対する賠償を求め提訴したという経緯があります。
オクラホマ州が起こしたオピオイド関連訴訟は他にテバファーマスーティカル(5月に同社が8500万ドルを支払い和解成立)、パデューファーマ(3月に同社が2億7000万ドルを支払い和解成立)の訴訟があります。いずれもオクラホマ州が和解金を勝ち取っています。
今回のジョンソン&ジョンソン(JNJ)の訴訟では、オクラホマ州は約2兆円の訴えを起こしていました。
しかし判決は約600億円(5億7200万ドル)の制裁金支払いを命じるものであり、これは市場予測より大幅に低い金額でした。
制裁金支払いによりJNJの株価は下がるかと思いきや、アフターマーケットで上昇しています。
今回の判決は、この後に控えるオクラホマ州以外で審理されている無数のオピオイド訴訟の制裁金のベンチマークになります。
マーケットはそもそも制裁金の支払い命令を不可避と見ていましたが、制裁金額が「思ったより安かった」ため、JNJが他の全てのオピオイド訴訟も含めて支払うべき制裁金総額が市場予測より低くなると見込まれ、株価にはプラスに働きました。
なおJNJは「事実にも法律にも基づかない誤った判決である」とコメントし、即日上訴する方針を表明しています。

JNJホルダーの全力米国株、安堵。
ちなみに昨夜のニューヨーク市場は全上げでした。

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