Amazon株をホールドし続ける理由

  

Amazonがフードデリバリー業界の雄に巨額の出資

5月17日にBBCが伝えたところによると、Amazonがフードデリバリーサービスの英Deliverooに巨額の出資を行なったとの事です。Amazonの他、米機関投資家複数社が総額5億7500万ドルを出資し、内訳は非開示ですが、アマゾンが最大であると報じられています。

このDeliverooというテックベンチャーは、提携するレストランの料理を、アプリを通じて顧客からの注文に応じて配達するという、フードデリバリーサービスを英国で展開しています。

特徴的なのは提携のレストランを自社で囲っている点です

Deliverooは自社が管理する物件(通称ダーク・キッチン)に、複数のレストランの厨房スペースを設け、そこに提携レストランの料理人、および料理の材料を誘致します。キッチンスペースや調理器具、保管場所、冷蔵・冷凍設備、顧客への料理配送手段は全てDeliverooが提供します。なおかつ、レストラン側の賃料は無料とし、代わりにレストラン側から所定のロイヤルティを徴収します。

 

つまりUberEatsなどフードサービスの競合他社はレストランからの配送であるのに対し、Deliverooは自社キッチンからの配送となるという違いがあります。

レストランにとっては賃料ゼロ、配送コストゼロ(Deliverooへのロイヤルティのみ支払う)で顧客に料理を提供できるため、ビジネス機会の拡大に繋がるというメリットがあります。

 

  

英国ではかつてAmazonがフードデリバリーサービスに参入したもののすぐに撤退したという黒歴史があります。現在の英国フードデリバリー業界はDeliveroo、Uber Eats、Just Eatの3社が覇権を争っている状況です。

今回Amazonを始めとする機関投資家数社から提供される5億7500万ドルに上る巨額の出資を用いて、Deliverooは更に自社管理厨房を拡充する事が見込まれます(通称スーパー・キッチン)。

これによりDeliverooは、より多くのレストランを誘致して拠点物件に集約し、顧客の注文と料理の提供元を一元管理することで、配送コストや配送時間の効率性を高め、Uber EatsやJust Eatをはるかに凌ぐ大幅な生産性向上を達成すると予想されます。

  

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AmazonがDeliverooに最大割合を出資したというニュースを目の当たりにしたAmazonホルダーである全力米国株は、果たしてジェフ・ベゾスはいずれはdeliveroo を手中に納め、数多の有名レストランの厨房を集約した超巨大集合厨房を作り、AmazonがかつてAmazonの巨大倉庫から「小売業界の物流イノベーション」を起こしたのと同じように、今度はAmazonの巨大厨房から「フードデリバリー業界の物流イノベーション」を起こそうとしているのではないか、と勘ぐっています。

  

いずれにせよAmazon株式の更なる上昇を信じ、引き続きこれを全力でホールドしていきたいと思います。

  

Amazon株価が現在1,870ドルですので、2,000ドル台回復まであと+7%・・・!

 

 

2件のコメント

  1. こんばんは。
    2月のジェフベゾスお@ん@ん写真事件の時に、握力が足りず売ってしまいました。
    すいませんでした。

    1. @ち@ち@写真事件はひどかったですね。そんなモノを写真に撮って不倫相手に送っている社長が経営している会社の株を命がけでホールドしていると考えると、自分がアホらしくなって来ます。

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