2019年6月7日(金)は米雇用統計・5月分の発表がありました。
雇用増加数は市場予測175,000に対し、何と僅か75,000に留まりました。米経済の減速が垣間見える結果となりました。
通常こういった弱い雇用統計が発表された場合、株価は下がる事が多いですが、昨晩は逆に上昇しました。
FRBが経済減速を認め、利下げを行う公算が高まった、と市場が判断したためです。
CNBCは6月7日の記事で「もはや利下げをするかしないかは問題ではない。いつ利下げに踏み切るか、それが問題だ」と述べ、マーケットが利下げを前提に動き始めた事を報じました。
記事中、あるストラテジストは
「利下げタイミングは早ければ7月」とコメントしています。
本当に利下げという事になれば、短期的には株価には追い風です。
ところで、投資家にとっては米中貿易紛争の行方が気になります。
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その頃、ロシア・サンクトペテルブルクで開催中の世界経済フォーラムの壇上で、中国の習近平国家主席がスピーチを行なっていました。
アメリカとの関係について以下のように述べています。
「中国とアメリカの関係が完全に破壊されるなど、想像すら出来ない。中国側もアメリカ側もそのような事態は望んでいない。
トランプ大統領は私の友人である。彼も米中の関係破壊には全く興味が無いという事を、私は確信している。」
原文:China’s Xi calls Trump his friend and says the US won’t disconnect with China (CNBC)
米中の経済関係を維持したいという意図が伝わってきます。このトーンだと、突然最悪の事態に突入(経済圏の分断等)、という事は今のところ無さそうです。
依然先行き不透明ながらも、短期的には株価には追い風と言えそうです。
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それではここで、これらの好ニュースに過剰に反応するレバレッジ3倍ETFの様子を見てみましょう。
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