2019年の各社予想 その1:バンク・オブ・アメリカとJPモルガンとモルガン・スタンレーの場合

  

  

ブルームバーグに掲載されていた2019のマーケット展望記事を抜粋して紹介します。様々な銀行・証券会社・投資銀行の予想が掲載されていましたが、皆それぞれ考えが違って興味深いです。

原文:Here’s (Almost) Everything Wall Street Expects in 2019
-”ウォール街が予想する2019年の(ほぼ)全て(ブルームバーグ 2019.1.2)”

まずはメジャーどころということでバンク・オブ・アメリカとJPモルガンとモルガン・スタンレーを取り上げます。

 

バンク・オブ・アメリカの予想

短期的見通しはポジティブだが米国企業業績はスローダウンする。S&P500の株価はピークに向かう。2019年に最高値の3,000を付けた後ピークアウトして年末の目標値は2,900(ちなみに1月4日の終値は2,532)。

米国株セクター別ではヘルスケア、ハイテク、電力、金融セクターをオーバーウェイト(持分を増やす)。一般消費財、コミュニケーションサービス、不動産セクターをアンダーウエイト(持分を減らす)。


  

JPモルガンの予想

今後1ー2年以内にリセッションが発生するとは限らない。また株価もダウンサイドばかりではない。この景気循環サイクルが終わるまでに株式のパフォーマンスは債券を大きく凌駕する。

景気循環サイクルの終わりはまだ先だが、マーケットはサイクルの最終局面のような動きを見せる。しかし米国株の2019年のリターンは15%に達する。景気敏感株からディフェンシブ株に、グロース株からバリュー株に、株式から債券に資産をローテーションするのは、まだ早過ぎる。

      

      

      

モルガン・スタンレーの予想

当社は、地域別に見ると米国株投資よりも新興国株および日本株への投資を選好する。新興国株の投資判断をアンダーウエイトからオーバーウエイトへ2段階引き上げた。一方で米国株はニュートラルからアンダーウェイトへ引き下げた。セクター別に見ると、素材セクターがトップパフォーマー。2019年末までにS&P500は2,750を達成する。

  

  

  

その他の会社の予想も別記事で紹介したいと思っています。

 

 

 

 

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