株価下落の要因はインフレ高進・金利引き上げだけではない

   

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2023年2月24日(金)の米国株式市場は下落しました

  

2023年始まって以来最もリターンの悪い1週間であった、とCNBCは伝えています

 

S&P500は4,000を割りました

 

S&P500の年初来リターンは+3.4%、NASDAQの年初来リターンは+8.9%まで低下しています

  

2月24日にFRBがインフレの測定に用いる経済指標の一つであるPCE(個人消費支出価格指数)デフレータ、PCEコアデフレータが発表されましたが、いずれも市場予測を上回り、インフレが一向に収まらない事を嫌気して株価は下落しました

   

チャールズ・シュワブのリズ・ソンダース主席投資ストラテジストによれば、市場の低迷には粘着質なインフレ以外の要因もあるといいます

  

インフレ率の上昇によりFRBの金融引き締めが長期化するとの懸念で株価は下落を続けているが、それ以外に市場が問題を抱えているもう一つの理由は、投機的な売買にあると考えている

多くの投機的取引が再燃し、そのたびに投機の泡となって消える。市場のセンチメントが少し熱くなり過ぎると、マーケットは逆張りの方向に動く傾向がある。だから現在の市場の値動きはセンチメントと関係があるように見える。マクロの力だけではない

リズ・ソンダース(チャールズ・シュワブ)

 

また同氏によれば、米経済の悪化なしにはインフレ率の低下はあり得ないとのことです

 

インフレを完全に消滅させるには、経済全体、特に雇用マーケットにおいて、必要とされる事象が起こらなければならない。経済や雇用マーケットに相応のダメージがなければ、インフレ根治は無理な話だ。

リズ・ソンダース(チャールズ・シュワブ)

 

この方はハードランディング論者ですね

 

経済のリセッション入りや失業率の急進など、相応の痛みを伴わなければこのインフレは退治できない、という事です

  

日経新聞には先週「悲観的ハードランディング論者は減った(楽観的ソフトランディングかまたはノーランディング論者ばかりになった)」という記事が載っていましたが、ソンダース氏のようにハードランディングを唱えるストラテジストは少数派なのかもしれません

 

それよりソンダース氏は、日本では投資ストラテジストとしては大成しなそうですね

  

名前がまるで損を出しそうで

   

などと薄ら寒く締めくくったところで、暖かく米国株バナーをクリックいただけると大変励みになります

1件のコメント

  1. おいおいマジかという雰囲気。
    前回の買いは早まったかなと思ってる。
    しかし金利が上がれば上がるほどその後の対策余地が出る。
    マグマはしっかり溜まってきてると考えよう。
    問題はそこまで生き残れるかなんだがなんとかなるでしょう。
    炬燵に入って寒くなった体を温めよう(^^)

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