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今回も昨日に引き続き英語についての記事で恐縮です。
今日は英単語の覚え方についてです。
昨日の記事で「英単語を漢字のように形で認識してパッと理解する」事が重要と書きましたところ、「英単語を形で認識するためには大量の英単語を覚える必要があるがどのようにして覚えるのが効率が良いか」との質問を頂きました。
昨日の記事
実際に全力米国株がどのように英単語を覚え、ボキャブラリーを増やして来たかを書き記しておきます。
1.英文字(語源)が持つ固有の意味や特性を覚えておく
昨日は英単語を文字ではなく全体の形として認識しよう、と言いましたがその真逆になります。
英単語を分割した時に現れる「文字」が持つ固有の意味や特性を覚え、それをもとに単語を暗記しやすくしましょう、という事です。
例を挙げますと、
①subscription(サブスクリプション)
②description(ディスクリプション)
③prescription(プリスクリプション)
という似ている単語が3つあります。
これらの意味を覚える際は、「文字」が持つ固有の意味に注目して分けて覚えていくと効率的に暗記できます。
まず最初の部分が①sub- ②des- ③pre- で、すべて -scription で終わっており紛らわしいです。
そこで最初の部分と最後の部分を分け、それぞれが持つ意味も確認します。
まず最後の部分の -scription (スクリプション)ですが、「スクリプト」という言葉があるように、「台本、脚本、手書き文字、定型文」など、文字や文書、それに関連する何か、という固有の意味があります。
まず①subscriptionはサブスクリプションですが、これはサブスク(定期購読、定期的に払う料金)の事です。
ここで接頭語のsubはサブ、控えの、という意味のほかに、あとに続く、連続の、という意味もあります。例えばsubsequence(後続の)という単語で使われますが、sub(後に)sequence(連続の)というような使われ方をします。
この事から、subscriptionはsub(後に続く) scription(文書)という意味合いに分解できます。
サブスクはお金を払うと、その後(sub)に文書のようなもの(scription)が提供されます。さらに定期的にその後(sub)も料金の発生と文書提供が続く、という意味が強く想像されます。
これで次にsubscriptionという単語を見ても、この一連のストーリーが頭に入っていれば、意味を忘れていたとしてもすぐに記憶が復活します。ひいては、暗記しやすくなります。
次に②descriptionですが、ディスクリプションとは「説明・解説」という意味です。
接頭語のdeは「解読する事」(「decode:解読」などの単語でも使われる)、よってdescriptionは文書(scription)を解読(de)する事=「説明・解説」という意味である事は疑い様がなく、非常に腹落ちします。
これも丸ごと覚えておけば、後で忘れても思い出しやすくなります。
最後に③prescriptionはプリスクリプション、「処方箋」です。
接頭語のpreは「前に」という意味、scriptionは文書という意味なので、薬などを処方する前(pre)に、医師が書く文書(scription)=「処方箋」という意味は明らかであり、暗記が非常に捗ります。
一見似ている①②③の3単語ですが、このように接頭語や接尾語の持つ意味に注目すれば、思いのほかすんなり覚えることができますし、一度目は忘れてしまっても、このような一連の固有の意味やストーリーを覚えておけば、二度目はすぐに思い出すことができ、覚えることも容易になります。
英語にはほかにも様々な接頭語や接尾語の固有の意味がありますので、そういったものを覚えながら単語を覚えていくのが効率的です。
オススメ参考書:「英単語の語源図鑑」など
*このブログはアフィリエイトは行っていないので本の名前でググってAmazonか何かで買ってください
2.単語の意味と「発音」を一緒に覚える
単語の意味だけでなく「発音」も覚える事が重要です。
なぜなら
「言葉は文字と音が頭の中で繋がらないと暗記できない」
からです。
例えばアラビア文字やハングル文字の発音を全く知らない状態で、それぞれの単語の日本語の意味を覚えろ、と言われている状況を想像してください。
無理です。どう発音するかもわからない単なる記号列を与えられて、その意味を覚えられるはずがありません。
音が文字と連動した時に初めて暗記できます。
子供が文字を覚える過程で必ず、まず耳で聴いて音を覚え、その後に文字を覚える、という手順と一緒です。
大人が英単語を覚える際も、発音できないものは覚えられません。
ところで「自分だけが分かればいいから発音は適当でいいや」と、発音が分からない英単語にローマ字読みで適当に音を充てて単語を覚える人もおり、確かにこれでも音と意味が連動するので覚えられます。
しかし、適当な音で覚えてしまうとリスニングの時に聞き取りができず詰みます。
そして結局後から正しい発音を覚え直すことになり二度手間になるので、やめておいた方がいいです。
発音はスマホの辞書アプリで発音が発生されるものか、辞書などに書いてある発音記号を使って、なるべく正確な音を覚えましょう。
オススメアプリ:Oxford Advanced Learner’s Dictionary
収録全単語ボタン一つでネイティブ発音が聴けます。また例文もネイティブが読み上げてくれます。単語の意味と発音を両方覚える事でリスニング能力も向上します
3. 単語は単語帳ではなく長文を読みながら文章の一部として覚える
英単語は文章(短文でも長文でも可)を読みながら、そのストーリーや記憶に残るロジックなどと結びつけて覚えることでより記憶に定着しやすくなります。
よって単語帳のような一問一答形式よりも、英語長文や短文集などを繰り返し読み、同じ英単語に繰り返し出会う事で意味を覚える事の方がより効率的です。
単語帳の一問一答形式での暗記は ①覚えにくく ②忘れやすく ③単純作業でモチベーションが上がらない というデメリットがありますので個人的に好きではありません。というか全力米国株は単語帳では単語を覚える事ができません。
代わりに ①英語ニュース ②TOEICなどの参考書の英文 ③興味のある分野の本の原書 などを使って単語を覚えていきましょう。
とにかく読んで読んで読みまくって未知の単語に何度も出くわす事が重要です(ここで必要になるのが昨日の記事でも書いた「読むスピード」です)。
オススメ参考書:速読英単語シリーズ・速読速聴英単語シリーズ・TOEIC公式問題集シリーズ
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英単語効率的暗記法まとめ
1.語源で覚えましょう!
2.発音と一緒に覚えましょう!
3.長文の中で覚えましょう!
グッドラック!!!!!
*質問や気になる点があれば全力米国株の質問箱に入れておいて下さい。
ブログや音声配信で回答させて頂く事もあります。
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前回今回と続けて大変良い記事でした。
これからも特別に英語の勉強をしようとは思っていないのですが、長年IT関連の英文を読みながら、ぼんやりと思っていたことが形になった気がします。
この記事を意識しながら今後はニュースを読んでみます。