2019年2月26日(火)のマーケットクローズ後、GEのカルプCEOが株主への手紙、GE 2018 CEOレター(クリックするとダウンロードが始まります)をリリースしました。それにはカルプCEOによるGEの今後のビジョンが示されていました。
強調されていたのは主に2点です。
財務体質の強化
GEの財務体質を質実剛健にする為に、色々改善に注力していましたし、これからも注力しますよという事が述べられていました。
また2018年に大幅カットした配当金を、最終的にはライバルである同業他社の水準まで戻したいので頑張るという事も書いてありました。
ビジネスの強化
今後、航空・ヘルスケア・再生可能エネルギー・発電の4分野に集中してGE全体を立て直していくという事が述べられていました。
また鉄道輸送事業をWabetc社と、資源開発サービス事業をベイカーヒューズ社とそれぞれ統合した事によるプラス効果にも言及していました。
ちなみに昨日2月26日はGE株価が更に上昇しました(10.66ドル、+2.5%)。ダナハー社との取引で株価のダウンサイドリスクが払拭され市場が好感したとCNBCは伝えています。
またカルプCEOのレター効果かどうかは分かりませんが、株価はアフターマーケットで更に上昇しました(10.84ドル、+1.7%)。
「GE復活の為に色々頑張っていくので応援よろしく!」(カルプCEO)
写真:GE 2018 CEOレターより)
株価が上がるほどカルプCEOのボーナスが増える報酬体系。
ちなみに株価を18.6ドルまで引き上げると、カルプCEOは通常報酬とは別に特別ボーナスとして約50億円を受け取ります。
株価が31ドルに達すると更に約200億円。
抜群のインセンティブの中、凄いモチベーションで仕事をして、彼はGEの救世主となれるのでしょうか?
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