アルトリアCEOインタビュー。草(大麻)を植えつつ電子タバコのライバルJUULは買収で刈り取ってて草。

 

意味の分からないタイトルとなってしまいました。

2019年3月23日(土)にウォール・ストリート・ジャーナルがアルトリアCEOへのインタビューを掲載していたので紹介します。

これまでベールに包まれていたアルトリアのトップがついに姿を現しました(別に包まれていない)。

”アルトリアCEOインタビュー(ウォール・ストリート・ジャーナル2019.3.23)”

    

ハワード・ウィラードCEOはアルトリアグループに20年以上勤務したのち、2018年にCEOに就任しました。トップを務めるのは今年で2年目になります。

Q:アルトリアは昨年大麻産業に参入しました

ウィラードCEO:CEOになる前からずっと狙っていた。2年ぐらいかけて大麻(マリファナ)ビジネスを深く研究していた。カナダに行って大半の大規模マリファナ企業を訪問した。その結果この業界が将来有望であると確信した。医療分野と娯楽分野両方で大麻合法化の流れが世界中で進んでいるのでアメリカ国内のみならず国外も興味深い。

 

Q:アルトリアの企業文化は変わりましたか

ウィラードCEO:我々のビジネスは極めて安定的ゆえに、ややリスク回避的な企業文化だった。もっとイノベーティブになる必要がある。多様性のある有能な従業員を受け入れるためにも。

タバコ事業のスピードは加速しており、多様で包括的な労働力から得られる利益は大きい。多様なチームがより良い、より迅速な意思決定を下し、現状に挑戦してビジネスに革新を生むことを強く望んでいる。

 

Q:電子タバコのジュールを買収し、代わりにアルトリアの電子タバコ部門は閉鎖しました

ウィラードCEO:2018年第3四半期に、アルトリアの電子タバコ部門はジュールには勝てないと判断し、買収する決断をした

アルトリアの場合、新商品は米食品医薬局(FDA)の認可を得る必要がありそれには3年〜5年もかかる。どんなに優れた製品でも市場に出す頃には時代遅れだ。

一方それがないジュールは電子タバコという魅力的な製品を発明し、即座に市場に投入し、加熱式タバコ喫煙者を電子タバコに移行させる事に成功し、より急速に成長し始めた。

買収判断はかなり明確な決断だった。

 

Q:若年層に電子タバコが蔓延し社会問題となっています

アルトリアはかなり長期間、FDAと協力している。我々はFDAによるタバコ業界の規制を支援した唯一の大手タバコ会社だ。

FDAのゴッドリーブ長官は、タバコの購入可能最低年齢を見直す事について非常に影響力のある人物だった。アルトリアは伝統的に購入可能最低年齢を18歳とするよう求めてきたが、現在は21歳を支持している。アメリカの連邦法のみならず州法レベルでもそれを達成しようとしている。

おそらく最低年齢の引き上げが、若年層の電子タバコ使用を減らすために我々ができる最も重要な取り組みだと考えている

ハワード・ウィラードCEO

タバコの箱を連想させるイカツイ上半身

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